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2011/12/13

今日の読了本『戦塵外史 六 双帝興亡記』

・花田一三六『戦塵外史 六 双帝興亡記』
『今日も道化の声が都の大路に響く。
「この世は、ただ一夜の夢」、と。
 兄の名はヴァルキール。
 ガゼルーン帝国皇帝である。
 妹の名はアイーシア。
 自身の兄に、北の最果てに放逐された前皇帝である。
 時にヴァルキール二十歳、アイーシア十八歳のことであった。
 このままヴァルキールが天下を握ると思われたが、狩る者は常に狩られる者でもある。日々流転し紡がれていく運命の糸は、やがて二人のみならず、大陸全体を飲み込む巨大な潮流を形づくっていくのであった……。
 響くのは楽しげな道化の囁き。
「よい夢を」
 戦塵外史シリーズ、堂々の最終巻! 』

 シリーズ完結。
 17年目に『ザ・スニーカー』誌で作者がデビューしてきたときから追いかけてきたファンとしては感無量です。「八の弓、死鳥の矢」の、あの小さな女の子がこんなに立派になったんだぜ。
 千年の昔の英雄たちに乾杯!

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