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2011/12/31

今年の本

……あまり読みませんでした。特にSFジャンルは。

 ノンフィクションだと野田知佑『北極海へ』、武井弘一『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』、葛野浩昭『サンタクロースの大旅行』あたりが印象的でした。
 今読んでいる、16世紀末のコンキスタドールが書いた新大陸遠征のハウツー本、マチューカ『未知の戦士とのたたかい』は実例に則ったあまりにも具体的な内容が非常に面白いのですが、ちゃんとした紹介は読み終えてからにします。

 フィクションの方で面白かったのは、スペインゲリラを描いた珍しいナポレオニック小説、セシル・スコット・フォレスターの『青銅の巨砲』。SFコンベンションで起きた殺人事件を巡るドタバタ騒動、シャーリン・マクラム『暗黒太陽の浮気娘』。人命第一がポリシーのスパイが全てのスパイ組織を相手に一滴の血も流さぬ戦いを挑む『白い国籍のスパイ』。
 ジャック・キャンベルの『彷徨える艦隊』は第一部完。第二部はすぐに始めるのかな?それとも本国での刊行がある程度進んでからになるのかな?とにかく第二部の開始を心待ちにしています。
 そういえば、今年の頭に『無頼船長トラップ』シリーズの続刊『無頼船長の密謀船』『無頼船長と中東大戦争』を手に入れたのですが、一巻ほどのパワーがなかったのが残念。期待しすぎたか。
 パワーといえば、表紙と紹介文のインパクトがちょっと話題になった青い鳥文庫の藤本ひとみ『美少女戦士 ジャンヌ・ダルク物語』はタイトルや表紙絵や紹介文と裏腹に骨太の伝記本でした。こんなひどい表紙詐欺初めて!

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