YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2012年 02月号
今月号にはかつてアワーズ・プラス誌で連載されていた(そしてずっと休止状態の)『ヘルシング外伝』小冊子が付録としてついて来ます。1944年9月のドイツを舞台に、ヤングウォルターとロリアーカードが、デブ眼鏡やガリ眼鏡や狼男と戦う話。収録されているのは過去発表の6話のみ、書き下ろしの7話とかはないぞ。……ないんだ。
で、今月のドリフターズ(よかった!掲載されてる)は未来兵器に触れたノブノブが大喜びの巻。
いやもう、なにをやらかすか分からない連中がじっくりと世界のルールを破壊していくさまがじつに素晴らしい。危険なピースがどんどん揃っていくぞ!
この空気、どこかで感じた覚えがあるなぁとおもったら、あれだ、昔々のその昔、TRPG(D&DでもT&Tでもソードワールドでもなんでもいい)で、プレイヤー知識持ち込んで、口プロレスで状況を有利にしようとしたあのころの空気だ。
キャラクターが知りえない現代知識に基づく戦術(「マスター、ここでドワーフが小麦粉を撒き散らしながら言います『ワシは炭鉱暮らしが長かったから知っとるんじゃがな……』」「また粉塵爆発かよ!……でもこの倉庫ボロボロだから密閉空間にはならないよ」「何ィ!?」)をいかにして認めさせるか、いかに無理なく設定を仕込むか。プレイヤーとゲームマスターの真剣勝負だ!
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