今日の読了本『僕の魔剣が、うるさい件について』『僕の魔剣が、うるさい件について2』『ロシュワールド』
・宮澤 伊織『僕の魔剣が、うるさい件について』
『僕の魔剣が、うるさい件について2』
『祖父の遺品からリクが見つけたのは、意志を持つ日本刀だった!?しかも“夜来たる”と名乗る、その魔剣は美少女の姿で実体化し、ことある毎にリクを罵倒する超毒舌娘。彼女の目的は、他の魔剣をブチ折り、最強唯一の魔剣になること。この日を境にリクが嫌がるのもガン無視して、“夜来たる”は次から次へと襲いかかってくる魔剣遣いたちとの闘いに突き進む!!彼女はツンデレ日本刀!?意志持つ魔剣たちの異種格闘バトル、戦闘開始!!』(1巻)
『意志持つ魔剣“夜来たる”の遣い手となったリク。美少女の姿で実体化するのはいいが、口を開けば他の魔剣を「ブチ折りたい!」と叫び、リクのことをヘタレ呼ばわりする彼女に振り回されっぱなし。謎の組織“火神結社”の魔剣遣い・才森加奈子もリクの監視目的で転校してくるし、さらに訳アリ中学生・貫肌心花&“夜来たる”よりも声の大きな魔剣が現れて!?ますます斬れ味冴え渡るツンデレ日本刀と魔剣たちのバトル、第2ラウンド!』(2巻)
パンツを隠す気のない表紙と流行もののラブコメみたいなタイトルでちょっと敬遠していましたが、実際に読んでみると、それらの軽薄さとは裏腹に正統派の伝奇アクションノベル。そのテンポのよさに一気に二冊を読みきってましたよ。
偶然遭遇した「魔剣」達の戦いに巻き込まれた少年の、殺すか殺されるかのバトル。人としての何かを犠牲にしながら戦場に立ち続ける少年はいつまで「人間」でいられるのか?
人間のそれから魔剣のそれへと価値観がシフトする際の描写が素晴らしい。
・ロバート・L・フォワード『ロシュワールド』
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