昨日のコンベンションと幕末サタスペ

　郡山のTRPGサークル福楽会さんのコンベにお邪魔してきました。
　冒険企画局Twitterの中の人がいらっしゃったこともあってか、立卓したのが迷宮キングダム、ハンターズ・ムーン、シノビガミ×２卓、サタスペ（幕末編）という冒企オンリーコン状態に。

　で、ぼくは今月はＧＭ（ＤＤ）として参加。システムはサタスペ・幕末ヴァリアントルール「土曜の嵐」。

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　黒船来航のドサクサ紛れに一旗あげようと、血風吹きすさぶバイオレンス京都の死地に向かう「志士」は４人。
　一座の司令塔にして生命線、ザ・マネージャーたる１９歳の金満博徒少女アレクサンドラ。魅力と戦力を併せ持つ最強老婆近接型、荒事屋のアキラ婆さん８４歳。同じく魅力と戦力を併せ持つ最強老婆遠距離型、チームの参謀ソフィア婆さん６３歳。チームのバランサー、きらりと輝くフォローの達人、参謀２号の黒一点ジャン老人はリア充ライフを満喫する５６歳。無論全てダイス様によるランダム決定。
……どう見ても介護ボランティアお疲れ様ですなロシアン老人パーティーですが、サタスペではよくある事だ。
　なに？幕末京都にこんなあからさまな外国人がいていいのか？いいんだよ、アフリカから来た浪人赤道直下の介とかが普通に闊歩してるんだから。

　そんな彼らに、新撰組５番組組長のマリア・カンリューサイ・ヴィスコンティ（コートがだんだら模様）が持ってきたのはマンハントの仕事。
　凄腕のキンノー、メリケンの闘技べいすぼうるを習得した刺客"葬らん"バット斎（「拙者は代打ち。打席が終わればまた流れるでござるよ」）に狙われた商人大野屋吉衛門が、逆襲のため、彼に賞金を掛けた。バット斎を殺すか捕まえるかすればかなりの大金が、所在をつかむだけでもそれなりの大金が手に入る簡単なお仕事。

　調査を開始した志士たちは、年の功と的確な資産運用にものを言わせて、戦力を増強しながら着実にバット斎を追い詰める。
　的確な指示を出しつつ着実に堅実に装備を増強するアレクサンドラ。
　アキラ婆さん８４歳は恋愛イベントで町娘（女子高生相当品）をトリコにしたと思ったら、今度はババア専の変態にストーカーされたりしたけど本人の戦闘力が最強すぎて無害だったぜ。
　そのアキラ婆さんのイベントの余波を食らって街の有力者に（性的な意味で）差し出されたソフィア婆さん６３歳（表の顔：やり手ババア、趣味：アダルト・アブノーマル）は、超ノリノリな大きな声では言えないプレイで相手を篭絡して情報項目大量ゲット。「おれババア専とかじゃないっすから」と言っていたバット斎の仲間の若者を押し倒してトリコゲット。「こんな素晴らしい世界があったなんて」なんてこといってる場合じゃないよ若者。ってゆーか、１シナリオに婆さんのベッドシーン２回かよ！
　犯罪方面からのアプローチで単独調査のジャンはバット斎の情報（ＳＬ３）をぶち抜いてボーナス情報（ＳＬ５）まで到達。ちゃっかり千両箱もゲットで大もうけだぜ！
　そしてどんどん青ざめていくＤＤの顔、。用意していたトラップが、あるものは読みきられ、あるものは（おそらく無意識に）回避され、バット斎の戦力増強イベントも、ＰＣの行動ペナルティイベントもほとんどキャンセル。

　奪うだけ奪われて、ああ、これはもうＰＣが大勝ちして終わりかという半ばあきらめの気持ちで挑んだクライマックス血戦。拠点（ジオラマオブジェクト）に篭った上に火縄銃まで手に入れたＰＣたち相手に、単騎立ち向かうバット斎（罪狩）。ワンチャンスに賭けてパーティ最強戦力のアキラ婆さんに突撃敢行！
……するもＤＤの出目はサッパリ振るわない。対してアキラ婆さんにはダブル参謀によるダブル応援。目標値マイナス２の大ボーナスで楽勝ムードが漂う中、絶望感にどっぷりと浸るＤＤ。だがしかし神はいた！振り出されたダイスの目はまさかのスネークアイズ（●●）！これこそまさにファンブル（致命的失敗）！
　電光石火の動きで襲い来るバット斎。だが、いかに速くともその動きは老練の剣客たるアキラ媼にはたやすく見切れるものだった。振りかぶるバット斎の動きに合わせて長刀を突き出すアキラ婆さん。
　だがそのとき異変が起きた。不意に彼女の腰に激痛が走る、これはギックリ腰だ！動きの止まったアキラ婆さんにバット斎の釘バットが炸裂！アキラ婆さん（８４）をホームラン！！
　１４番表の結果は気絶のみでしたが、この戦闘中の復活はもちろん不可能。唯一の接近戦闘能力を失い、あわてて逃走する志士たち。
　このあと、大野屋吉衛門を殺しに屋敷に出向いたバット斎と、志士たちの通報で駆けつけた新撰組の間で大捕り物となりましたがそれはまた別のお話。（ちなみにバット斎は逃亡に成功）

　その夜、４人の志士にアキラ婆さんのトリコの町娘とソフィア婆さんのトリコの若者、そしてマリア姐さん（あと、窓の外にアキラ婆さんのストーカー）たちは、彼らのたまり場であるももんじ屋（百獣屋：江戸時代の食肉店）に集まって、大儲けできてよかったねぇ、生き残れてよかったねぇと話しながら肉鍋をつつくのでありました。

　や、大変ヒドイ（サタスペ的大絶賛）セッションでした。ああ楽しかった。
　ＰＣたちは一人もかけることなく大儲けできてＷＩＮ。ＤＤは最後に一花咲かせることが出来てＷＩＮ。これがウィンウィンの関係というヤツですね！（おそらく違う）
　久しぶりのサタスペだったのでちょくちょく不手際もありましたが、プレイヤーの皆さんに助けていただきました。頼りないＤＤですまない。
　今回のセッションでサタスペ熱がまた上がってきたぞ、次はノーマルサタスペの連作シナリオとかやりたいな。

　ちなみに、スペースの関係でサタスペ卓は一番外れの物置／裏口スペースの隔離部屋に配置されましたが、まったく正しい判断でした。
……中盤以降ナチュラルにエロ・下品トークしてたからな。