今日の読了本 『イリヤ・ムウロメツ』
筒井康隆 『イリヤ・ムウロメツ』
『広大無辺の母なる大地に跳梁し、民を蹂躙する怪物や蛮族に敢然と挑戦、悪を懲らす勇者一人――その名は、イリヤ・ムウロメツ。ロシア英雄譚の中で、最高の勇士と謳われるこの男の、大いなる知恵と勇気の一生を、鬼才の想像力の翼が雄渾に描く。イリヤ伝説についての詳細な解説、著者の最新版年譜・文庫作品全目録も収録』
今月の『靴ずれ戦線』にイリヤ・ムウロメツが登場したのを見て、そういえば一月に手に入れてから放り出しっぱなしだったなーと思い出して、引っ張り出してきました。
ブィリーナと呼ばれる、口承で受けつがれてきたロシアの英雄叙事詩の代表的主人公イリヤ・ムウロメツの、戦いに彩られた人生を筒井康隆が高らかに歌い上げます。講談のような、リズムを感じさせる語り口が耳に心地いい。
ちなみに、挿絵は手塚治虫だったりします。
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コメント
うわーこれ新刊で読んだわ。もうなーんにもおぼえてないけど。
投稿: 茗荷屋 | 2012/07/24 05:54
>これ新刊で読んだわ。
おお、さすがですね。
投稿: Johnny-T | 2012/07/29 13:31