今日の読了本『世界史概観〈上〉』
・H・G・ウェルズ『世界史概観〈上〉』
最近やっと下巻が手に入ったので読み始めました。
(出張から帰ったら下巻が売れてるんだもんなぁ。それまで数ヶ月ずっと放置されてたのに。)
『宇宙戦争』や『タイムマシン』などで知られる「SFの父」H・G・ウェルズが記した、執筆当時としては他に類を見ない白人文化中心主義ではない世界史。前書きや訳者の解説から西洋人類史の話だとばかり思っていたら、太陽系の成立、古生物の発生と進化、人類の発生といった有史の遙か以前の部分から始まっていてちょっと驚きました。上巻の約1/3が人類登場以前の話。
個々の文明ごとではなく、大陸レベルで(執筆当時判明している)同時代の出来事を俯瞰的に眺め、各地の文化・文明がどのように影響しあい、新たな展開を引き起こしたのかをダイナミック(別名大雑把。良い意味でも悪い意味でも)に描いているので、リアルタイムストラテジーを見ているような気分(ゲーム脳)
上巻は十字軍遠征と法王が権勢を握るまで。中世暗黒時代から近代に至るまでを描いた下巻が楽しみだ。
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