遠く離れたラットの脳を接続、米・ブラジル間で成功
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2931636/10369092
遠く離れた二匹のラットの脳をネットワークに接続し、片方が覚えたことをもう一匹に転送する実験が成功したそうですよ。
ワイアでつながる未来がすぐそこに!ネットワークに没入(ジャックイン)だ、ニューロッ!!
>遠く離れた北米と南米の実験室にいるラットの脳を電極でつなぎ、
>片方のラットが覚えたことを別のラットに伝えることに成功したという。
>研究チームは、喉が渇いたラットに基本訓練を施し、光がついた時に
>レバーを押せば水が出てくることを覚えさせた。次に極小の電極をラットの
>脳に埋め込み、細いケーブルでコンピューターにつなげた。
>ブラジル側の水槽内にいるラットは「エンコーダー」係。水が出る仕掛けを
>理解すると、脳から一連の電気信号が発信され、北米側の水槽でそっくりな
>仕掛けを目の前にしている「デコーダー」係のラットの脳皮質にリアルタイムで届く。
>すると南米にいる「仲間」から送られた信号によって北米のラットもすぐに水を
>飲むことができた。「(いわば)2匹の動物が協力してタスクを解決した」
>北米側のラットが受け取ったのは、思考でもなければ視覚情報でもないという。
>エンコーダーのラットが様々なタスクを達成した際の脳信号の変動は、
>明確な電気信号パターンに置き換えられ、デコーダーのラットに送信される。
>このパターンの有用性にデコーダーのラットが気付くと、パターンは
>デコーダーのラットの視覚処理や触覚処理に統合されるのだという。
つまり『重力が衰えるとき』の“ダディー”をはじめとする、サイバーパンク作品群によく登場する擬似スキル追加ソフトの取っ掛かりくらいのものですね。
これと、以前紹介した「ネズミの脳に直接記憶を書き込む実験」あたりを組み合わせるとすごくワクワクなことになるんじゃないかしら?
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