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2013/07/21

時雨沢恵一『一つの大陸の物語 (下)~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~』

『トラヴァス少佐を乗せた軍用機が突如爆発。制御を失ったその機体は、人里離れたルトニ河の川縁に墜落してしまう――。その頃、ロクシェ首都では、消息を絶ったトラヴァス少佐が麻薬犯罪に関与したという疑惑が持ち上がり、過剰とも思える証拠が次々と明らかになっていく。一方、やんごとなき事情により生活の危機を迎えてしまったアリソン。そんな母の姿に将来を案じるリリアを、新聞部メンバーが助けようと画策する中……アリソンは「わたし、再婚するんだ!」と陽気に語るのだった。しかも、相手は既に死んでしまったはずのあの人で――。胸躍る“彼らの物語”ここに完結!』

 わ、上巻でトラヴァス少佐の死亡報告がされた時は自作自演の陰謀だと思ってた。
 上巻は子ども世代の巻でしたが、下巻は大人世代……というかヴィルとアリソンのターン!私たちで始まった物語なんだから私たちが締める!
 話の締めに再会して終わりくらいかと思ってた前巻オープニングのあの人がそれどころじゃない大活躍だったり、締めの大一番を持っていくのが意外すぎるなつかしの人物だったりとビックリも満載。
 あと、最後の最後であのヒロインの意外な秘密が明らかになりましたが、なるほど言われてみれば足音を消して忍び寄ったり、川を飛び越えたりと運動性能は折り紙つきでした。

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