インターステラー
仕事帰りに『インターステラー』見てきましたよ。
滅びを迎えた地球人類を救うために、新天地の探索に旅立つ宇宙飛行士チームの冒険行と、地球にのこった人たちの姿を描くSFドラマ。
丁寧に作られた「きちんとしたSF」で、それでいてSFマニアだけに向けたものでもないバランスの良い作品でした。加点法でも減点法でもかなり良い点を取れる映画。
……ではあるのだけれど、個人的にはいまいちノリ切れなかったなぁ。個々のシーンはすごくいいんだけど、そつなく作ってあるせいか全体の展開に驚きがないんだよね。これは作品のつくりとして悪いことではないのだけれど、それでも、もう少しいけるはずだ!と思ってしまうくらいに他の部分で頑張ってるから余計に気になってしまう。クリストファー・ノーラン監督のいいところと悪いところが同時に出てしまった。
情報量を落とした『スタープレックス』(ロバート・J・ソウヤー)か、あるいはものすごくレベルを上げた『クライシス2050』という印象。
あと、上映時間(約三時間)が上映時間なので中弛み期がちょっとつらい。正直に言うとちょっとだけ意識とんだ。
エンディングの今度は娘に送り出されて新たな世界へと旅立つ主人公とその相棒の姿に胸が熱くなる。よい冒険者の物語でした。
あとTARS(ターズ)萌え。
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