今日の読了本『窓際のスパイ』
・ミック・ヘロン『窓際のスパイ』
英国保安局MI5の窓際セクション<泥沼の家>。大きなミスを犯し行き場がなくなった局員が送りこまれ飼い殺しにされる最後の吹き溜まり。ここに左遷されれば、本局に返り咲くことは二度とない。
無為な日々を過ごす明日なきダメスパイたちの返り咲きをかけた一か八かの大勝負!
本文の八割を占めるストレスフルな展開とそこからの解放が気持ちいい一冊。
「いいか。普段は言わないことだから、よく聞いておけ」それからタバコを一服して、「お前たちは役立たずだ。みんなそうだ」
一同は“だが”を待った。
| 固定リンク
コメント