インデペンデンス・デイ:リサージェンス
『インデペンデンス・デイ』から20年。エイリアンが再び地球にやってくる!
というわけで、20年ぶりの続編見ましたよ。良かった!スゲェ良かった!
20年前の戦いでエイリアンテクノロジーを吸収し強力な戦力を手に入れた地球に進攻してきたのは大西洋を覆いつくすほど巨大なエイリアンシップ。その圧倒的な力に人類は再び叩きのめされる。……だが!
前作の主人公の一人、ホイットモア大統領の伝説的スピーチと勝利のためにその身をささげたラッセル・ケイスの名も刻まれた戦没者慰霊碑から始まる新作はやはりツボを心得た素敵な映画でした。
前作からの続投メンバーは彼ららしさを失わず、新登場のメンバーは新たな視点で世界を大きく広げていく。
前作を意識した小ネタを随所に仕込みつつも、エンターテイメントに振り切った一本の映画として完結。前作未見でも問題なく楽しめるからみんな見よう!
今回は吹き替え版で視聴しました。
前作の大統領スピーチ(吹替も頑張ってるけど原語だと韻の踏ませ方とかテクニカル)を踏まえたスピーチがどこかにあると推測してたので、それを原語の言い回しで聞き比べたかったのだけど、3D版は吹き替え版しかなかったので仕方なく。でも今回は吹き替え版で良かったな。字幕版では拾ってもらえないであろうモブの会話が聞けたから。
敵大型宇宙船との決死戦の前にロッカールーム話し合う主人公格……の後ろで交わされる
「これ、返すよ。ありがとう」
「いいよ。持ってろ」(前後聞き取れず)
という会話のドラマ力の高さよ。彼らはあの戦いを生き残れただろうか?
毎年7月4日に『インデペンデンス・デイ』を見てるマンとして断言すると、とにかく良かったんだよ『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』!
<ネタバレ>
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人類側がエイリアンの技術を取り込んだことで、エイリアンテクノロジーVSエイリアンテクノロジーになってしまってる部分がちょっと残念だけど、その上で旧来の人類テクノロジーも活躍する最終決戦は良かった。
うん、いや、刀の話じゃなしに。
前作であの扱いだったオーキン博士があそこまで主役するとは思わなかった。
そしてパンフレットのブレント・スパイナー(オーキン博士役)のコメントで噴く。
父娘そろって「パイロットだから空に帰るのさ」とやらかす展開とかずるいよね!
球体宇宙船を見てペリー・ローダンを読みたくなったのだけど、そのあとその正体が判明してもう一回ペリー・ローダンを読みたくなった。
こいつ敵の敵は味方理論や利害の一致で勝手に信頼されちゃってるけど、より深刻な「敵」の可能性はまだかなり高いよね。
……凶悪な宇宙人に対抗するために凶暴な戦闘民族地球人に高度な科学技術を与えて、その代償に戦いの中心を任せるっていう展開にちょっと前にハヤカワから出てたSF小説『ポスリーン・ウォー』を思い出す。
●ポスリーン・ウォー
21世紀初頭、突如出現した異星の航宙船は地球に驚くべき知らせをもたらした。残虐非道な異星種族ポスリーン人の超巨大軍団が、銀河のこの星域に侵攻し、5年後には地球に来襲するというのだ!平和種族で構成された“連邦”の防衛軍は、この強大な敵に対しなすすべがない。彼らは、地球に技術や情報を提供するかわりに、加盟惑星の援護を要請してきたのだ。果たして、怖るべき星間大戦の渦中に巻きこまれた人類の運命は――。
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コメント
>こいつ敵の敵は味方理論や利害の一致で勝手に信頼されちゃってるけど、より深刻な「敵」の可能性はまだかなり高いよね。
ぼくもそう思ったんですが、あっさり地球人を信用しすぎる態度にむしろ不安になりました。大丈夫?信用するの早くない?地球人は地球人で危険かもよ?(ゲッターエンペラーがゆっくりと地球を発進していくエンドを思い浮かべつつ)
投稿: エム | 2016/07/15 00:09