X-MEN:アポカリプス
「どの映画も三作目は駄目ね」
ジーン・グレイさんそれ以上いけない!
というわけで、『X-MEN アポカリプス』見ました。
シリーズ三作目のジーンの暴走であらぬ方向に動いてしまった世界が、大いなるループの末に我々の知る歴史に帰ってきましたよ。10年かけて。
ブライアン・シンガーらしい人物描写が素晴らしい本作。あの『ファイナルディシジョン』のシナリオについてはいろいろ言いたいことがありますが、あれがアレしたおかげで映画の未来世界を描けなくなったことが、強力なパワーを持つ二人のマイノリティの若者、プロフェッサーXとマグニートーを掘り下げた現行シリーズの製作につながったと考えるとまあある程度は許せる気になってこないでもないね。
円環をつなげるエピソードなので過去シリーズにまつわる小ネタも多め。事前に復習しておけばより楽しめたかしら?これまでのシリーズの流れを知っていることが前提なので、ご新規さんは『X-MEN』『ファースト・ジェネレーション』『フューチャー&パスト』あたりをあらかじめチェックしておいた方が無難です。
どんなシリアスシーンも面白くしてしまうクイックシルバーのピーター力(ちから)は今回も健在。
映画館で上映してた映画があれだったから「エリック、アイムユアサン!」か「父さん、助けて父さん!」のどっちかのネタはやらかすんじゃないかと思ってたんだけどなぁ。
まあ、代わりに教授が……。
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