今日の読了本『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』

・峰守ひろかず『ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ　こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌』

　利用者がいない旧図書室を我が物にしようとする強敵たちを「本の紹介バトル」でなぎ倒していく文科系バトル。
　古今の（実在の）名作をプレゼンして自分達の居場所を守れ！レッツゴー！ビブリアファイター！
　バトル物でありボーイミーツガール＆ブックスな本筋もいいのですが、物語のキーとなる本の紹介がまたいいんだ。『悟浄歎異』のエピソードは胸に刺さるし、『若草物語』を「日常系」として紹介するセンスも御美事。そして締めの２冊の使い方！

　作中で紹介される元作品を知らなくても問題なく楽しめる一冊ですし、むしろ一緒にプレゼンにつられて読もうぜ！おれ、『とある～』シリーズ読みたくなったよ。読むよ。スピンオフ元の『ビブリア古書堂の事件手帖』も！

「赤い蝋燭と人魚」は怖いよな。地味に怖いよなぁ。幼少期に読むと深刻なトラウマを受けるよ。
（画像は深刻なトラウマの例） pic.twitter.com/j01FpDi5zX

— VF-31 Johnny-T (@clear_aether) 2017年5月28日