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2019/11/24

ゴブリンスレイヤーの元ネタについてのお話(第6巻)

 『ゴブリンスレイヤー』の作中に登場する小ネタの元ネタについて。
 あくまでも個人の推測によるものです。もし間違いや欠落にお気づきの際は遠慮なくコメント欄で指摘してください。
 際限がないので一般名詞化したRPG用語の多くとネットスラングなどの定型文に由来するものはあらかた無視しています。
※このページには蝸牛くもの小説『ゴブリンスレイヤー』のネタバレがあります。

 

 

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・フィート棒

『D&D』のアイテム10フィート棒。

・遺跡で昇降機まで辿り着いた

コンピューターゲーム『ウィザードリィ』の攻略進度で考えるなら迷宮1階のダークゾーンの先まで行けるレベル。まだ低レベルだけれど、やっとおっかなびっくりの迷宮探索ではなくなったあたりか。

・祈りを、囁き、詠唱し、念じてくれる

『ウィザードリィ』に由来。死者を復活させる(そしてしばしば失敗する)カント寺院での祈りの言葉。


・抱え落ち

シューティングゲームにおいてボムなどのブレイクスルー能力の残弾を残したまま撃墜されること。
「抱えボム」とも。


・残念だが彼女たちの冒険は、ここで終わってしまったのだ

コンピューターゲーム『シャドウゲイト』のキャラクター死亡時のメッセージ「ざんねん!わたしのぼうけんは ここでおわってしまった!」だろうか?

・油断と慢心の精霊

 無謀と慢心の精霊。勇気の精霊バルキリーを茶化した言い回し。ソードワールドリプレイ・バブリーズ編第9話「デーモン!デーモン!」冒頭、レベルアップによりエルフの精霊使いスイフリーが勇気の精霊バルキリーの力を使えるようになったことで始まったやり取りより。


・「あのね、いきなり完璧に指示出して指揮なんかできるわけないでしょー?」
 「森人にだって無理よ。そんな森人がいたら、それこそ白粉かつけ耳に決まってるわね」

ソードワールドリプレイ・バブリーズ編の主人公の一人、エルフの精霊使いスイフリーは早い段階で人間社会について学習、順応し、パーティの軍師として活躍した。彼の人間心理への高い理解力やそれに基づく適切な戦略について多くの人々が「あの肌は白粉だから……(≒奴はダークエルフだ)」「あの耳はつけ耳だから(≒あいつ人間じゃね?)」と高く評価した。


・「竜と偶発的遭遇(ランダムエンカウント)の教訓を知らないな?」

『D&Dエキスパートルールセット』(通称『青箱』)に由来する悲劇。
キャラクターが4レベル以上になると導入されるルールブックで、野外冒険のルールなどが設定されている。そして荒野で遭遇するモンスターについても……。
本書で追加された「荒野でのワンダリングモンスター表」により多くの冒険者(4レベル)が無作為に発生したドラゴンとランダムエンカウントし、そして散っていったといわれる。


・極寒の地にそびえ立つ難攻不落の大迷宮か。行くも帰るも辛すぎる。

不明。詳しい方の情報を求む。


・『親しき友の斧亭』は数字の刻まれた斧の看板が目印の酒場だった

不明。詳しい方の情報を求む。
パラグラフ番号だったか章番号だったかを斧に組み合わせた作品があったと記憶しているが具体的には思い出せず。


・伝説的な酒場『黄金の騎士亭』

黄金の騎士=『ドルアーガの塔』の主人公ギル(ギルガメッシュ)であり、つまりは『ウィザードリィ』に登場するパーティ編成用施設「ギルガメッシュの酒場」を意味する。


・剣闘士から王になった傭兵の話

『ロードス島戦記』に登場する傭兵王カシュー。また、かれの剣闘士時代を描いたのが『アイテムコレクション』である。


・面倒だから銅や鋼鉄等級で良い

90年代末のインターネットで発表された二次創作などから始まり、現在でもしばしば揶揄される「本当はS級だけど面倒だからB級」型キャラクター造形に由来か。


・鉱人(ドワーフ)の名賢者(セージ)

ソード・ワールド短編集『ナイトウィンドの影』収録の短編「鏡よ、鏡!」に始まる短編集やリプレイ集の主人公、ドワーフの賢者兼探偵のデュダ。


・油断するな、迷わず殺れ、呪文を切らすな、竜(ドラゴン)には手を出すな

「油断するな。迷わず撃て。弾を切らすな。ドラゴンには手を出すな。 ――ストリートの警句」
魔法概念が蘇った近未来世界に舞台にしたファンタジー&サイバーパンクTRPG『シャドウラン』の代表的なキャッチフレーズ。

・故にこそ魔術師は笑う。笑って言うのだ。
 そうかもしれぬ。そうでないかもしれぬ。

『指輪物語』の魔法使い灰色のガンダルフの言葉より。
賢者の言、かくの如し。


・「今夜は音を立てずにゴブリンを殺す八つの方法を――……」

『今夜は、音をたてずに人を殺す八つの方法を教授する」そう言ったのは、おれより五歳とは年上に見えぬ軍曹だ。』ジョー・ホールドマンの小説『終わりなき戦い』の冒頭より。
教える側と教わる側の年齢差も一致していたのは偶然であろうか。

 

・「どんなバケモノであれ、相手に実体(データ)があるってことは、だ!」
 「神さまだろうが、ぶっ殺せるってことだ!!」

TRPG界隈でよく使われる言い回し「データが設定されているモンスターなら殺せる」と小説及びアニメ『空の境界』のキャッチコピー「生きているのなら、神様だって殺してみせる」の複合か。


・「これでもう三階位目でしょ?本当の神官(プリースト)よ神官(プリースト)」

『D&D』では、職業クラスとレベルに対応した称号が設定されており、クレリックのクラスでは、「1レベル:侍僧/Acolyte」「2レベル:術士/Adept」「3レベル:宣教師/Priest」となる。第三階位である鋼鉄等級を3レベルと見立てての発言。


・肉体1感覚1精神6社会2

TRPG『ダブルクロス』。

 

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コメント

触れられませんが
日光浴びて石になる半分 鉱物 半分 動物って
トールキンのゴブリン(オーク)と同じく
トールキンのトロールですよね(残念知能も)

多分ゴブリンと組んでるのは映画の方の
ロード・オブ・ザ・リングのモリアオークと
トロールが組んでるあたりのパロでしょうか
肩に乗ってますし

どちらもモルゴスの被造物(クリーチャー)
バイオハザード的には完全にBOW兵器生物
後でこちらもトールキンの不死で財宝の上に
寝床を造る竜(スマウグ)みたいなのも
出てきますが

投稿: | 2020/02/22 02:38

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