今日の読了本『両京十五日 済南の仏母』
・馬伯庸『両京十五日 3 済南の仏母』
驚きの急転換!相変わらずのピンチまたピンチの中で黒幕の正体と主人公たちの間にあった密かな因縁も明らかに。知らなくても「ああ、そういうものなんだな」とわかるのだけど、中国史(明朝)に詳しければもっと楽しめたのだろうと残念に思う。
「二回も投げたのに、自分の本心をまだ天に決めてもらうのですか?」
成り行きの同行者から立場の違う友人へと関係を深めるチーム朱瞻基。立場も因縁も友情もある二人の男がその進退をコインの裏表に託すシーンにはグッとくる。
「まずは太子、今はあなた、それに于司直もです。男ってどうしてみんなそんなに脆くて真迦なのですか。できなければ放り投げるなんて、三歳の子供よりわがままです」
百合で陰謀家でママで百合で医師で百合でヒロイン(?)の蘇荊渓。彼女の「自分の目的」は3巻後半のあれが全てなのか?それともまだ隠し玉が?
前巻で名前だけ登場していた朱瞻基の叔父(外戚)の張泉。実際に出てきたら、早口で運河建築物について語り倒すびっくりするくらい面白いおじさんだった。彼の描写は何かしらの実績に準ずるものなのかしら?まず実在人物なのかどうかがよくわからないのだけれども。
彼の友人で水利専門家の阮安は実在人物なのだけど。
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