2018/05/20

今日の読了本『彷徨える艦隊ジェネシス 先駆者たち』

・ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊ジェネシス 先駆者たち』

 『彷徨える艦隊』の数世紀前、まだ星系同盟(アライアンス)も惑星連合(シンディック)も存在しなかった宇宙開拓時代。星々を率いるべき地球は力を失い、世界に力の論理がはびころうとしている時代。それでも世界を良くしようという人たちの伸ばした手が繋がっていく物語。今回も面白かった。
 雑にいうと、それぞれの理由ではぐれ者になったけれどならず者には決してなりたくない人々による水滸伝という印象。
あと、主人公の一人ロブ・ギアリー大尉のグレイ・デス的戦闘術にちょっとニヤリ。
 ドラマの視点がほぼジョン・ギアリーに集中していてマクロな戦闘がメインになる『彷徨える艦隊』本編とはまるで違うノリなんだけど、あの世界の未来に繋がる色々が感じられて嬉しい。

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2018/04/30

今日の読了本『アルテミス』下巻

・アンディ・ウィアー『アルテミス』下巻

 タフな密輸業者ガールと仲間たちが月面都市の平和のために不可能犯罪に挑む!あと、事あるごとに溶接するよ!
 いやもう、すげぇ面白かったです。科学的・技術的解説の情報量は多いんだけど、あの軽快なウィアー節でテンポよくまとめられてサクサク読み進んでいっちゃう。

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2018/04/29

今日の読了本『アルテミス』上巻

・アンディ・ウィアー『アルテミス』上巻

 火星に取り残された宇宙飛行士の極限サバイバルを描いた『火星の人』に続く新作。今度は月面都市人の女の子が生きるか死ぬかだ!まさかあそこからこう展開するとは思わなかった。これからどうなる!?

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2018/03/08

今日の読了本『妖姫のおとむらい』

・希(まれに)『妖姫のおとむらい』

 おかしな食欲を持つ青年と妖の女の子(?)の幻想グルメ旅行記。ときに静かに、ときに激しく、希テイスト溢れる雅文調で語られる、すぐ隣にある異界の物語。多彩な形容と美しい文体に酔わされる読む食テロ。
 魔法のバブルカー・イセッタが森を駆け抜け空を飛ぶシーンのテキストがとても良い。

 星継駅シリーズに登場する映画車両「ニューパライソ」もちょっとだけ出てくるぞ。

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2018/02/12

今日の読了本『六道先生の原稿は順調に遅れています 二』

・峰守ひろかず『六道先生の原稿は順調に遅れています 二』

 文学賞を受賞したり、熱心なファンに出会ったり、友達(?)が出来たり、六道先生の表情が喜怒哀楽コロコロと変わる巻でした。
 若者と年寄りを都合よく使い分ける六道先生ズルいあざといかわいい!

水をぶっかけられようが、脚をひっかけられようが、構わず先に進んじまえ。もっと面白いことが待ってるってのに、くだらない仕返しなんかにかかずらわってるヒマはないだろう?お前とお前の敵だけで、世界は出来上がっちゃいないんだ!

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2018/01/04

今日の読了本『虚ろなる十月の夜に』

・ロジャー・ゼラズニイ『虚ろなる十月の夜に』

私は番犬だ。名前はスナッフ。
ロンドンの郊外で、御主人のジャックと同居している。

 2018年戌年の初読書は犬の一人称視点で語られる19世紀末のイギリスで行われる世界の変革をかけた魔術戦争の物語。

 切り裂きジャックに吸血鬼の伯爵、死体を繋ぎ合わせる博士、高名な探偵、そして……。19世紀末に活躍した怪人怪物が一堂に会するスーパーオカルト大戦。誰が敵か味方かもわからないバトルロイヤルで、旧き神々をめぐる魔術儀式を制するのはどちらの陣営か!?

 基本的にサツバツしているのだけど、ゼラズニイらしい軽妙なやりとりで空気は重くはないです。
 10月17日の新月の夜にみんなでワイワイしながら儀式の準備をするシーンが大好き。
 人間たちだけではなく、使い魔として使役される動物たちのキャラクターも実にいい。お気に入りはネズミのブーボー。あいつすごい。あと伯爵がかっこよくてずるい。

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2017/12/16

今日の読了本『アルスラーン戦記 天涯無限』

・田中芳樹『アルスラーン戦記 天涯無限』

 まあ……うん、かなりダイジェストでしたが、大筋としてはこんなもんなんじゃないでしょうか。
……まあ、これが十年前なら「おれはこんなものを読むために20年も追いかけたわけじゃない!」とか激怒してたとは思うよ。
 なにはともあれ、物語が完結したということは寿ぎたい。

 だが、とにかく、ヒルメス殿下には本当にがっかりだ!
 ギスカール殿下には幸せになってほしかったが仕方がない。
 そして、ラジェンドラ陛下があのようであったことに安堵する。

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2017/12/13

今日の&この二週間くらいの読了本

 もう長いことブログ記事もまともに書いちゃいないのに、読書記録とか映画記録までアップしなくなったら終わりだわよ?

・三田誠『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 case.魔眼蒐集列車(上・下)』
・東出祐一郎『Fate/Apocrypha』1~5巻
・『世界の名機シリーズ ドラケン/ビゲン』
・『世界の傑作機ホーカー・ハリケーン』

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2017/10/23

今日の読了本『最低の軍師』

・簑輪諒『最低の軍師』

 上杉謙信の関東遠征を、臼井城に集った約二千人の兵士とともに防ぎ切った戦国時代の謎の軍師・白井浄三の戦いを描いた戦記物。
 経歴不詳の怪人物の数少ない逸話を膨らませて、こことそことあそこのアレをリンクさせるのはさすがの簑輪マジック!
 そして、『最低の軍師』というタイトルの意味するところと、その答えに至るまでの流れが実にいいんだ。

 例によってマイナーな題材ですが、日本史に詳しくなくても楽しめます。
 大丈夫、俺なんて元の事件も人物も知らなかった上に、360ページくらい読み進んだあたりで浄三が名乗りを上げるシーンを見て、ふと思いついてググるまで主人公のこと創作人物だとさえ思ってた!

 『でれすけ』に続けて読んだのですが。スタートが(後の)上杉謙信の出陣で、主人公がそれに立ち向かう北条配下ということで、まさに北条との対立側である佐竹家が主人公だった『でれすけ』につながる歴史の流れを考えずにはいられない。諸行無常。

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2017/10/22

今日の読了本『でれすけ』

・簑輪諒『でれすけ』

 清和源氏の末裔、佐竹義重・義宣。彼ら親子の、歴史ある名家として、坂東武者として、敗者として、また挑戦者としての新時代との戦い。
 不屈の物語。

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