2008/07/13

今日の読了本

・時雨沢恵一『メグとセロンIII ウレリックスの憂鬱』
 セロンの ひどい フルボッコタイム
 『衛生兵!衛生兵はどこだ!』
 突撃型士官のメグミカお姉さんはかわいいなぁ。

 今回あとがきが大人しいと思ったらこんな仕込みが!?すばらしすぎる!!実現するといいな。

・菊池たけしほか『ナイトウィザード・アンソロジーノベル 魔法使いと休日の過ごし方』
 リオン様は本当にひどい方だ。すばらしい。
 あと、レーヴァティン級戦闘艦自重。すごく自重。土星海戦時に画面の外で撃沈していたってのオフィシャルになっちまいましたカ?ナイッスジョークデース!モウ、腹ガヨジレマース!hahaha!

 あと、輝明学園の生徒諸君はロンギヌス・コイズミが仮面をつけてるからって差別するなよ!先代の生徒会長だってマスクつきだったんだから!!

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2008/06/30

筒井康隆『虚航船団』

 宇宙のかなたにある惑星クォールで文房具とイタチが展開する悪夢のような、と言うか悪夢そのものの物語。

 ぼくがこの本を初めて読んだときには、その内容がとても実験的で評価は賛否両論あるということを情報として知っていて、読む前にある程度は読むための心構えが出来ていたように記憶してるのだけど、出版当時にまるで前知識無しにこの本に触れた人たちはどんな気分だったんでしょうね?いや、評価が割れて大騒ぎだったってことくらいは知識として知ってるんですけどね。

 何でいまさらこんな頭が痛くなる本を読んでいるかと言うと、先週、「霞外籠逗留記(かげろうとうりゅうき)」のFC通販申し込みをするために郵便局に行く際、用紙折れないよう挟み込むのにこの本を使ったからというただそれだけの理由だったりします。処理待ちの間に読んでいたら、最後まで読まなくちゃいけないような気分になりましてん。

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【機甲祈伏隊】ガンボーズ・マーチ【突撃軍歌】(ニコニコ動画)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2588667
ネタ元:型月世界で銃を語るスレ 

Gya-tei Gya-tei
Hara Gya-tei
Harasoh Gya-tei
Boji Sowaka

 静寂を破ったのは、勇壮なマーチ調にアレンジされた般若心経だ。高架道の彼方から、黒い兵員輸送車が土煙を上げて驀進してくる。車体上部の、斜めに組まれた装甲パネルが和式家屋のような印象を醸し、無骨な霊柩車とも見える。
 兵員輸送車はろくに減速もせず、派手にタイヤを軋ませながら半回転、包囲陣に横腹を見せて乗りつける。側部装甲に、雷撃を象徴する金剛杵(ヴァジュラ)のマーキング。
 呪装戦術隊(S . E . A . T)の間に、期待と不安の表情が入り交じる。機甲祈伏隊(ガンボーズ)……たったの一分隊?
 だが、観音開きの後部ドアから降り立つ一〇名の機甲羅漢の姿が見えたとき、その不安は払拭 された。その全員が、二メートルを越える巨躯に法衣と装甲をまとっている。装甲倍力袈娑(パワード・カシャーヤ)/三番兵装。通称〈阿修羅(アスラ)〉。機甲祈伏隊(ガンボーズ)最強の個人兵装の一つだ。重火器支持用の補助アームと光背(ハロー)ジェネレータが、人ならぬ力強いシルエットを形づくっている。。
 機動折伏隊(ガンボーズ)の軍曹が、一歩進み出た。巌のような顔面に、永久脱毛した頭部。前頭部には六つの通信素子が、骰子の『六』の目のように並んでいる。呪装戦術隊指揮官に向かい、手にした数珠――弾帯で出来ている――をじゃらりと鳴らして手を合わせ、深く一礼する。


 古橋秀之の小説ブラックロッド三部作に登場する特殊部隊、機甲折伏隊(ガンボーズ)。化け物を調伏するため装甲倍力袈裟(パワード・カシャーヤ)を身に纏い、20ミリ種字(ビージャ)機関砲でナウマクサマン弾をばら撒く最強の破壊僧たち。
 戦う坊主である彼らのテーマソングが「勇壮なマーチ調にアレンジされた般若心経」なのです。

……そうか、こういうものか。
 あのでかいのが500人の羅漢が結線して操る重機動如来<毘盧遮那>なんだな。(ねーよ)


 軍曹の檄が飛んだ。
「今だ――――仏契(ぶっち)めろ!!」

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2008/06/27

今日の読了本

エーリッヒ・ケストナー『一杯の珈琲から』

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2008/06/24

ジャック・ヒギンズ『闇の天使』

『IRA、CIAなど相手を問わず無差別に暗殺を繰り返す謎のテロ組織<一月三十日>。彼らの政治的信条ばかりか、テロの目的もいっさい不明であった。やがて、北アイルランド和平の鍵を握る要人警護の命が英国特別情報機関に下り、元国際テロリストのショーン・ディロンがその任務に就いた。一方、情報をつかんだ<一月三十日>は、ディロンの裏をかき凶弾を放つべく、密かに暗殺者を差し向けるが…痛快冒険サスペンス』

 表紙のAK構えたシスターに惹かれて購入。わかりやすい趣味でスマヌ。
 「鷲は舞い降りた」のジャック・ヒギンズらしい疾走感のある冒険アクション。王立演劇アカデミー出身の元国際テロリスト、ショーン・ディロンと謎のテロ組織<一月三十日>との虚々実々の駆け引きがテンポ良く展開されます。敵役である<一月三十日>のメンバーが実に魅力的で、むしろこちらに感情移入しながら読んでました。
 後書きによると、この本はショーン・ディロンを主人公にしたシリーズの一遍だそうです。このシリーズを読むのは初めてですが、この巻から読んでも問題無く入れました。というか、後書きを読むまでシリーズものだなんて気がつきませんでしたよ。
 

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2008/06/23

峰守ひろかず『ほうかご百物語2』+電撃文庫magazine収録短編“食いしん坊、万歳――或いは、ダリの事”

『イタチさんが美術部の一員になってからしばらく。学校で起こる不思議な現象の対処は、なぜか美術部の担当になってしまっています。とはいえ、イタチさんと過ごす秋祭やプールでのバカンス(もちろん妖怪付き)など、ワクワクなイベント盛りだくさんの二学期です。そんな中一番の事件といえば、調査に行った階段で僕らを襲った怪しい影……。イタチさんを狙う犬神使いの短髪美少女の登場で、僕らの放課後はまたまた大波乱の予感ですっ!ピュア可愛いイタチさんと僕の、ちょっと不思議な放課後物語。第14回電撃小説<大賞>受賞作、第2弾登場』

 相変わらずのまったりテンポ……と思ったら、まさか銀河帝国攻防編にまで話がスケールアップするとは!?シリウスBで邪神(オグドル)と決戦ですよ!!まったく、今回は邪神オグドル・ヤハドとか現代のプロメテウスとかシードルとか百鬼夜行でドギーとか趣味に走りすぎです。いいぞもっとやれ。

 さて、今回は秋祭りで浴衣、プールで水着、と二学期のイベント盛りだくさん。残念ながら秋の定番行事であるところの文化祭は電撃文庫メゲェズゥィン誌に収録の短編“食いしん坊、万歳――或いは、ダリの事”に持っていかれましたが。
 相変わらずの血生臭くない妖怪バスターたちが相変わらずまったりとバトル(?)しながら相変わらずのど直球のラブ(?)を見せ付けてくれます。
 そして相変わらずさらりと紹介されるディープな妖怪薀蓄。少年時代、水木しげる先生にお世話になってた人たちにお勧めです。
 今回、感想全部を、イタチさんかわいいよイタチさん。で済まそうかとも思いましたが、さすがにそれは人としてどうかと思うので、ワンコもふりてぇワンコ。でまとめさせていただきます。

 そういえば賢淵って割とご近所だな。今度仙台に行くときにでも寄ってみよう。憶えてたら。


 ついでに電撃文庫収録短編"食いしん坊、万歳――或いは、ダリの事"の感想も。
 上でも書きましたが、舞台は文化祭。イタチさんたちがであった妖怪のお話。ろーすとちきんを探すイタチさんの可愛さはヤバイ。
 ヒダル神は聞いたことあったけど、ダリって名前は初めて聞いたなぁ。つーか、一般的にはダリで宇宙細菌は出てこねぇ。
 あと、本編には関係ないけど、山岳部の三人は響いてたり弾けてたり鋭かったりする。間違いない。馬の鞍を賭けてもいい。

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2008/06/20

今日の読了本

ジョンストン・マッカレー『地下鉄サム』

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2008/06/18

デアゴスティーニ「週刊クトゥルフ神話」

http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=66512
ネタ元:クトゥルフスレ

>デアゴスティーニさん!「週刊クトゥルフ神話」創刊してください。
> ホビージャパン全面協力の元、詳細なテキスト(年表や地図)と
>作品解説、毎号オールドワンのフィギュア(海洋堂)が付いてきて、
>監修はもちろん大瀧啓裕氏とサンディー・ピーターソン氏。創刊第一号は
>クトゥルフ(フィギュアも同じ)で創刊号は500円。
>作品だけではなく、作家の特集も。ラブクラフトが執筆していた、
>ウィアード・テイルズの復刻も面白いかもしれません。

 このような危険物を週刊ペースで発売させようとは、なんというCCD(クトゥルー眷属邪神群)の陰謀!!
 急いでウィルマース・ファウンデーションを呼ぶでニャルラ←手遅れ

 個人的には、「週刊クトゥルフ神話」は欲しくないけど「週刊復刻ウィアード・テイルズ」なら買うなぁ。

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2008/06/15

伊藤章治『ジャガイモの世界史 歴史を動かした貧者のパン』

『南米生まれのジャガイモは、インカ帝国滅亡のころ、スペインに渡った。その後、フランスやドイツの啓蒙君主たちも普及につとめ、わずか五百年の間に全世界に広がった。赤道直下から北極圏まで、これほど各地で栽培されている食物もない。痩せた土地でも育ち、栄養価の高いジャガイモは「貧者のパン」として歴史の転機で大きな役割を演じた。アイルランドの大飢饉、北海道開拓、ソ連崩壊まで、ジャガイモと人々をめぐるドラマ』

 大航海時代、南米ペルーから持ち出されたジャガイモがどう世界へ広がっていき、それぞれの土地でどう活躍したのかを解説した本です。
 どちらかというとジャガイモという植物・食物そのものの歴史よりも、ジャガイモと人類がどんなふうに関わってきたのかという方にウエイトが置かれています。ジャガイモに関わった様々な人たちの人生の物語が面白い。

 本の内容も面白かったですが、ぼくがこの本を知った銅大さんのブログで、この本といっしょに紹介されていた『古代ローマ帝国の帝政初期のヨーロッパにジャガイモが存在していたら?』という思考実験も非常に興味深く、面白いものでした。こちらもお勧め。

 ちなみに、この記事は夜食代わりの焼きジャガイモをかじりながら書きました。
 ジャガイモ(゚Д゚)ウマー

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2008/06/06

内海慶一『ピクトさんの本』

自己犠牲にもほどがある。

『よく見れば、街中のあちこちにいて私たちに注意をうながす人型ピクトグラム「ピクトさん」。本書は、世界中から集められた痛々しすぎて笑ってしまうピクトさんの目撃写真に、おもしろコメントをつけることで、単なる記号をエンターテイメントにまで高めた、本邦初の「ピクトさん研究報告書」です』

ピクトとは、すなわち「被苦人(ピクト)」である。

 世界中のあちらこちらでぼくたちに注意をうながすために大変な目にあっている人型ピクトグラム「ピクトさん」そのピクトさんの目撃写真をまとめた一冊。先日紹介したこのサイトの記事に大幅加筆したものです。
 これがもう素晴らしく面白い。日本のみならず世界各国に存在するピクトさんの激闘っぷりにきみも感動せよ!その写真に添えられたコメントも見事で、実にうまいこと笑いのツボをついてくれます。
 この本を読んだら世界が違って見えるようになります。ただそこに「ある」だけだったピクトさんたち。今ではかれらを目にするたびにその力強い声が聞こえてきます。

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2008/05/31

今日の読了本

・フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー4 妖魔と二剣士』
・矢野俊策『アルシャードガイアリプレイ 希望(ゆめ)へのコンタクト』

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2008/05/22

今日の読了本

・フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー3 霧の中の二剣士』

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2008/05/21

念願の『速水螺旋人の馬車馬大作戦』を手にいれたぞー!

 うわぁい!
 まだパラ読みしただけですが、この頭がおかしいとしか思えない素敵メカと、頭がおかしいとしか思えない密度の書き込みが素晴らしー!!
 この情報量が300ページも続くんですよ!?ああもうたまりません!!素晴らしい!!

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2008/05/18

今日の読了本

・フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー2 死神と二剣士』

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2008/05/14

ブライアン・キャスリン『無頼船長トラップ』

『1942年夏、ドイツ軍の猛攻にさらされる地中海マルタ島の英国海軍が、秘密作戦を立案した。戦争そっちのけで密輸稼業に精を出す自称中立の英国人船長トラップ――彼のボロ船カロンを偽装船に改造し、ロンメル軍団への補給路遮断に一役買ってもらおうというのだ。敵艦艇の群がる海域で単独行動を取るのだから、生還の見込みは皆無に等しい。しかしトラップは金につられて任務を受諾。無理矢理副長に任命された海軍大尉ミラーの嘆きをよそに、部下の荒くれ男どもを従えて勇んで出撃した!鬼才がユーモアを交えて描く痛快無比の海洋アクション!』

 『速水螺旋人の馬車馬大作戦』がどこにも売っていない(畜生、これだから田舎は!)悲しみを紛らわせるために、近い方向性の『宮崎駿の雑想ノート』を引っ張り出して読んでたら、Qシップ対Uボートの話(ただし舞台は一次大戦)が目に付いたので、つい先週読んだばかりの『無頼船長トラップ』をまたもや引っ張り出してみたり。

 第二次世界大戦のさなか、破竹の進撃を続けるロンメル軍団の補給路を遮断するため決死の作戦に出撃する荒くれ船長トラップの大活躍!!
……とか言うとなんかすごく勇ましく聞こえますですよ?

 おんぼろ船カロン号で、地中海のど真ん中にして激戦区のマルタ島(参考:ペデスタル作戦)と北アフリカで密輸を続けていたトラップ船長は、多額の報奨金に目がくらんで生還の見込みのまるで無い無謀な作戦に参加する。
 その作戦名は「オペレーション・スティックス(三途の川作戦)」。カロン号をQシップ、つまり武装を隠して一般商船を装う「偽装船」に改造し、北アフリカのロンメルの補給線を寸断するのだ。孤立無援で!

 こんな死亡確定のろくでもない作戦に参加させられるろくでなしのヤクザ船員達(と巻き込まれた予備士官のミラー大尉←常識人)が主人公のコミカルかつシリアスな海洋冒険小説。個人的には海洋冒険物として三本の指に入る面白さだと思っています。未読の人はぜひ読むべし。

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2008/05/13

今日の読了本

・時雨沢恵一『メグとセロンI 三三〇五年の夏休み <下>』

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2008/05/11

今日の読了本

・フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー1 魔の都の二剣士』
『北国生まれの大男ファファードと、南国生まれの小男グレイ・マウザー。この二人の英雄それぞれの出自から、名高いいにしえの首都ランクマーで両者が運命的に出会い、まんまと〈海賊結社〉のうわまえをはねたものの妖術によって互いに愛する者を喪い、復讐に燃えて大殺陣を巻きおこす顛末までが語られる開幕編』

 突然、二剣士シリーズを頭から通して読みたくなったので、久しぶりに引っ張り出してみました。
 煙霧に煙る大都市ランクマー。この街で出会った、北方の蛮族と南国の見習い魔法使い。まるで正反対の二人の若者が酒の勢いでランクマーを支配する強大な盗賊ギルドに喧嘩を売る話。
……とあらすじを説明したらコメディ小説と勘違いされたことがあります。

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2008/05/08

今日の読了本

山田風太郎『風来忍法帖』

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2008/05/07

今日の読了本

・ギャビン・ライアル『深夜プラス1』

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2008/05/04

今日の読了本

・ブライアン・キャスリン『無頼船長トラップ』
・山中峯太郎『亜細亜の曙』

 『亜細亜の曙』はマスクドシャンハイをプレイしてたら本郷義昭(『亜細亜の曙』の主人公)の名前が出てきたから読みたくなった。
 『無頼船長トラップ』を読みたくなったのはゲーマーズフィールドのスタレ記事の影響かしら?あっちはレジスタンス、こっちは海賊通商破壊だからちょっとちがうけど。

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2008/04/29

今日の読了本

・デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月2』
・久保田悠羅『アリアンロッド・リプレイ・ハートフル5 約束のアンサンブル』

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2008/04/27

二次元ドリーム文庫・二次元ドリームノベルズなどの

 エロライトノベルで知られるキルタイムコミュニケーションがライトノベルではない官能小説レーベル『リアルドリーム文庫』を始めるそうです。つっても、オフィシャルサイトにもオフィシャルブログにも、特に告知はないんだけれども?
 えーと、この話が本当だとして、先発のおフランス書院辺りとの差別化はどういう方向性でつけるのかしら?「二次元エンド」にかわる新たな伝説を生み出せるかな?

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2008/04/26

今日の読了本

・ロアルド・ダール『飛行士たちの話』

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2008/04/25

川﨑康宏『ガッツ&ブラッド ~蒸気帝国騒動記~』

『「なんか帝都を揺るがすような大事件はないかな……」
かつて近衛騎士団に所属していたハイデマリー・コス。ひょんなことから田舎騎士団の副長を命じられた彼女は、なんとか功を立てて近衛騎士団へ復帰したいと目論んでいた。
団長が病で寝込むなか、団員ふたりと帝都へ向かった彼女は、偶然クーデター騒ぎに遭遇する。これは好機と姫殿下の御身を守り、手柄を挙げようとしたハイデマリーだったが、欲望渦巻く帝都の人々の、政略レースや片想い、はたまた人質奪還の思惑まで加わって、事態は思わぬ方向へ――!?
蒸気機械世界で繰り広げられる、抱腹絶倒スチームパンクコメディ! 』

 スラップスティック・スチームパンク『ガジェット・ポップ ~蒸気帝国騒動記~』の続編。相変わらずの川﨑節。問答無用のドタバタ物語。
 主人公は前作の活躍で田舎騎士団への左遷を喰らったハイデマリー・コス嬢。この川﨑作品一ベソかきツラの似合う女性騎士が近衛騎士団への復帰のために手柄を立てようと大暴れ!!(もちろん上手くいかない)

「手柄を上げることが重要なんだ。内容は何でもかまわん」

 

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2008/04/21

今日の読了本

・時雨沢恵一『メグとセロンI 三三〇五年の夏休み <上>』
『ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロンと、可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグを中心に、個性豊かな仲間たちの、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語がスタート!夏休みに入ってすぐ、親友・ラリーの誘いで、演劇部の合宿(手伝い)に参加したセロンは、メグも合宿に参加していることを知る。なんとか親しくなれないかと苦心するセロン。そんな中、学校敷地内にある、今は使われていないはずの古い倉庫の地下に、謎の人物(?)が潜んでいるらしいことを知る。セロンは、ラリーやメグを含んだ仲間たちと倉庫探索に乗り出すが―!?時雨沢恵一&黒星紅白が贈る『アリソン』『リリトレ』に続く、待望の新シリーズ、第1弾!』

 『リリアとトレイズ』シリーズの主人公リリアの親友メグの周辺で起きた出来事を描くスピンオフ。スピンオフシリーズが出るならまず『小生意気なガキ』の話からかなと思ってました、ちょっとビックリ。
 時系列的には『リリアとトレイズI・II そして二人は旅行に行った 』で、夏休みを利用してリリアとトレイズが旅行に行ったのと同じ時期に、メグが巻き込まれた“事件”の話。夏休み中の学校を舞台に六人の学生たちが謎に挑む。いわば「ロクシアーヌク上級学校白書」(語呂悪いね)
 来月発売の後編が楽しみ。

 なんと今回は銃も飛行機も出てこないぞ!(多分)

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2008/04/20

今日の読了本

・フランソワーズ・デポルト『中世のパン』
 タイトルの通り、中世フランスにおけるパンの、時代ごとの流行り、作り方や販売方法、価格、重量、国の関わり方、パン屋の仕事内容まで、「日々の糧」を通してその時代のありようを探る本。データは豊富かつ具体的で、用語解説や脚注にも力が入っているし、文章も読みやすくまとまっています。
 それだけに、章立てが、たとえば歴史順であるとか、たとえば作成手順の順だとか、そういった具合に順序よく並べられていなくて検索性がよくないのがちょっと残念。つーかね、引用しようと思ってた文章が見つからなくて俺涙目ですよ。
 本文はいいのになぁ。こういうところで減点ついちゃうのが非常に残念。
 

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2008/04/12

マイケル・バー=ゾウハー『復讐のダブル・クロス』

『執念の追跡の末、イスラエルの情報機関モサドが抹殺したアラブゲリラの幹部。その男の死がもたらしたのは、熱い復讐の炎だった。敬愛する人物を失った一人のテロリストが、ユダヤ人に致命的な打撃を与えると誓ったのだ。PLO議長の協力を得た彼は、アメリカの一学生を手先に使い、ひそかに計画を実行に移す。だがモサドの長官エレミア・ペレドがこの動きを察知、その総力を挙げてテロリストの行方を追い始めた。苛烈な暗闘の果てに、やがて明かされる恐るべき計画の全貌とは?激動の中東を舞台に、迫真の筆致で描く気鋭会心のサスペンス巨編!』

 ダブルクロス……それは裏切りを意味する言葉(C)ダブルクロス

 『エニグマ奇襲指令』のマイケル・バー=ゾウハーのスパイ・サスペンス小説。ミュンヘン・オリンピックの選手虐殺事件をはじめとする実在の人物・事件を舞台に配し、モサド長官とアラブテロリストの対決を描きます。
 物語の構造自体はシンプルかつスタンダード。敵役の作戦目的自体は早い段階で(具体的ではないけれど)明かされるので、あとはそこに至るまでのモサド長官エレミア・ペレドとテロリストアルフレート・ミューラーの虚々実々の謀略戦を楽しむのみです。矢継ぎ早の展開で読者を飽きさせない良質のエンターテイメントです。

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2008/04/05

金庸『連城訣』

『純朴な青年・狄雲(てきうん)は、師伯の誕生祝いに赴いた際、ある陰謀によって師匠を殺され、その濡れ衣を着せられてしまう。さらには恋人を奪われ、死刑囚牢に繋がれることに。地獄のような牢内で武術の名手・丁典と知り合い、二人で脱獄を図るが……。金庸版『岩窟王』登場!(上巻:菊花散る窓 )』

『チベットの閉ざされた雪山での壮絶な死闘。秘伝書をめぐる骨肉の争い。裏切られ、蔑まれ、絶望的な孤独の中にあっても、善の魂はゆるぎなく輝く……!過酷な運命に翻弄されながらも、真実を糧に生き抜く青年の武侠ロマン。感動の完結篇! (下巻:雪華舞う谷)』

 陰謀に巻き込まれた青年の中華版厳窟王。そういうテーマなので、いつもの金庸的爽快さや無茶苦茶感はかなり薄いです。
 ただし、金庸の武侠小説にしては登場人物がかなり少なく、本筋もほとんど主人公・狄雲の視点で展開されてかなりスマート、文体も読みやすい、とたいへんバランスがよく、しかも他のシリーズと無関係。金庸初心者に勧めるのにちょうどよい一冊です。金庸を読んでみたいけれどどれから読んでいいか分からないという人はこの本からはじめてみるのがよいでしょう。

 嘘吐きで陰険な登場人物が多い中、ただ一人、裏も表もない問答無用の悪人“血刀老祖”がじつに見ていて気持ちのいい活躍を見せてくれます。じつにピカレスク!

 

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2008/04/03

今日の読了本

・高橋敬一『昆虫にとってコンビニとは何か?』

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2008/03/24

「おっ」と思った小説の冒頭をあげるスレ

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51259939.html
ネタ元:STAR LIGHT PARADEさん

ぼくは散弾銃(ショットガン)をアディダス・バッグに収め、詰めものとしてテニス靴下(ソックス)を四足入れた。全然ぼくのスタイルじゃないけれど、これこそが狙いだ。粗雑(クルード)と思われているなら繊細(テクニカル)にやり、繊細(テクニカル)と思われているなら粗雑(クルード)にやる。ぼくはとても繊細(テクニカル)な青少年。そこで、目いっぱい粗雑(クルード)にいってみることにしたわけだ。とはいえ、この頃では、よほど繊細(テクニカル)でなくては粗雑さ(クルードネス)を目指すことすらできない。この十二番径(ゲージ)薬莢二発だって、旋盤で真鍮材から削り出さねばならず、自分で火薬を詰めなくてはならなかった。古いマイクロフィッシュを見つけ出してきて、手込め式薬包(カートリッジ)のやり方を知らなくてはならなかった。梃子式のプレス機を作って、雷管をつけなくてはならなかった――どれも大いにヤバい。けれど、これで上手くいくことはわかっていた。
(ウィリアム・ギブスン「クローム襲撃」所収「記憶屋ジョニィ」より)

 本編は特になんと言うことのない話なんだけど、この冒頭部分が好きで何度も読み返しました。かっこいいは正義。

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2008/03/18

いまどきの『小学一年生』の付録

http://inezha.com/p/2456102/item5889?hl=en
関連:小学館の公式サイトに動画あり。

 『小学一年生』の最新号の付録がウェアラブルな電子楽器でしたという話。いいなぁ、これ。

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2008/03/15

今日の読了本

森博嗣『STAR EGG 星の玉子さま』

 科学的なサン・テグジュペリ。
 実はこれがはじめて読む森博嗣だったり。

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2008/02/17

『マップスシェアードワールド-翼あるもの-』

『長谷川裕一によるスペースオペラコミックの金字塔『マップス』の世界をベースに、六人の作家がそれぞれのストーリーを紡ぎ上げるコラボレーション作品、それが本作である。
秋津透、笹本祐一、重馬敬、新城カズマ、中里融司、古橋秀之、六人の錚々たる実力派作家陣によって紡ぎ出される新たな『マップス』は、銀河を吹き渡る新たな風となり、宇宙を駆け抜ける新たな翼となる! 伝説の作品に新たに書き加えられる、六者六様のエピソードに刮目せよ!
長谷川裕一自らによる描き下ろしイラストに加え、超豪華ゲスト陣によるイラストも収録したスペシャル企画を、どうぞお楽しみください! 』

 六人のマップスを愛する作家が『マップス』という材料を料理したこの短編集。いやもう、ほんとに好き勝手にやってますよ!それぞれの持ち味を生かしてテクニカルにやってくれます、素敵過ぎる!
 シナリオギミックに関わってくるので個々の作品の内容の話は控えますが、古橋秀之『町から来た先生』と新城カズマ『さよなら三角、また来てリープ』がお気に入り。特に、新城カズマはずるすぎだぁ。
 各作品の舞台は、本編中のゲン一行を扱ったのが一本、本編後の本編登場人物を主題にすえたのが二本、本編後のオリジナルキャラクターものが一本、本編以前の話を扱ったものが二本。わりとバランスよくばらけてます

 なお、この短編集は原作を既読であることは必須です。話が分からないとか登場人物が分からないとかそういう瑣末な話ではなく、の問題で。
 原作を何度も何度も何度も何度も読んで読んで読んだマップス者には買ってほしい。

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峰守ひろかず『ほうかご百物語』

『「いきなりで悪いけど、あなたの血、吸ってもいいかな」高校生で美術部員の僕は、夜の学校で銀色に輝く瞳を持つ不思議な少女に出会う。少女の正体を“イタチ”だと見抜いて吸血(!)の難を逃れた僕は、その夜、彼女とある『約束』を交わす。翌日。美術室に現れたイタチ少女は、僕に告げた。手遅れになる前に約束を果たしに来た。約束を果たすその日まで、僕のことを守ってくれる、と。一守るって、一体何からっ!?
 ピュア可愛いイタチさんと僕の、ちょっと不思議な放課後物語。第14回電撃小説大賞“大賞”受賞作登場』

 学校で起きる妖怪事件に、知恵(マニアック)と勇気(そこそこ)と愛(あふれだしてる)で立ち向かう美術部員たちの大活躍(誇張表現)。

 大変マニアックな妖怪ものですが、ストーリーにかかわるものやマイナーなものには作中できちんと解説されるので妖怪変化に詳しくなくても安心して読めます。つい昨年までイタチが妖怪にカテゴライズされるということをまったく知らなかったレベルのぼくでも大丈夫。片耳豚(かたきらうわ)なんてはじめて聞いたけど大丈夫。
……せんせー、次からは巻末に妖怪辞典とかつけてくれるとうれしいです。水木しげる先生の本に時々付いてるようなやつ。

 本編中の伏線の張り方があまりにも巧妙すぎます。小豆とぎや静か餅はともかく、「テスト明けの勢いでついコスプレ」のシーンまで伏線であったとは!?

 お気に入りは、扱いが悪いけど愛されてる生徒会長と追い込まれると弱い産休教師の稲葉先生。じつに……いぢめたい。
 がんばれ稲葉先生、来期はきっと権力者を篭絡できるよ……いや、やっぱり無理そうな気がするなぁ。ところで、タイトスカートはいいものですよ?

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2008/02/14

アルブレヒト・デューラー『ネーデルランド旅日記』

『1520年夏、五十歳の画家は途切れた年金の支給を新皇帝カルロス五世に請願すべく、妻と侍女を伴い遠くネーデルラント(今のベルギー地方)への長旅に出る。そのとき綿密に付けた出納簿である本日記にはエラスムスやルッターも登場し、併せて残された見事な画業とも相まって稀有の旅行記になっている。』

 この本はドイツ-ルネサンスの大画家アルブレヒト・デューラーが、1520年7月から翌年1521年7月にかけてニュルンベルクからネーデルラント地方に旅した際に本人が残した記録です。
 旅行記というよりは、出納帳に日記兼備忘録を一緒に書き込んだいわば旅の雑記帳ですが、それだけに16世紀のリアルな空気を感じられてたいへん愉快。……16世紀といえばT&Tの時代だよなぁ(ゲーム脳自重)
 翻訳を担当した前川誠郎氏の解説が緻密かつ詳細で、われわれに縁遠い16世紀のネーデルラントの情景を思い浮かべる大きな助けになってくれます。でも、206ページからの地図はもうちょっと頭のほうのページに持って来てほしかったな。

(長くなるのでここで折りたたみ)

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2008/02/13

今日の読了本

アルブレヒト・デューラー『ネーデルランド旅日記』

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2008/01/27

今日の読了本

……食い合わせがあまりにも悪すぎだ。


内田百閒『ノラや』
『ふとした縁で家で育てながら、ある日庭の繁みから消えてしまった野良猫のノラ。ついで居つきながらも病死した迷い猫のクルツ―愛猫さがしに英文広告まで作り、「ノラやお前はどこへ行ってしまったのか」と涙堰きあえず、垂死の猫に毎日来診を乞い、一喜一憂する老百閒先生の、あわれにもおかしく、情愛と機知とに満たち愉快な連作14篇』

 大の男が、飼い猫が帰ってこないと泣き暮らす話……一言でまとめてしまうと大変駄目な話ですな。だというのに、こんなに面白い……というのはちょっと違うな、いや合ってるのかな?とにかく続きを読まずにいられない涙の名随筆。
 特に猫好きではないし、飼ったこともないぼくですが、思わず感情移入して読み込んでしまいました。猫を飼っている人たちにはぜひ読んで欲しい。

関連:内田百閒 ノラの迷い猫広告


小太刀右京『ダブルクロス・リプレイ・ストライク2 天からの呼び声』
『全世界を巻き込んだ大冒険を終え、いつもの生活に戻った以蔵。彼のクラスにやって来た転校生、久坂勇。勇は爽やかな笑顔とあふれる魅力であっという間にクラス中の女の子のハートをゲット。しかも以蔵のアパートへ入居し、もみじともいい雰囲気! あまつさえ、勇は以蔵と同じブラストハンドを名乗るオーヴァードだったのだ!!メタなセリフが飛び交い、グダグダがさらに加速する! このシリーズに、主役から外れた以蔵の居場所はまだあるのか? 大惨事系大爆笑リプレイ第二弾!食事しながら読め!』

 今からでも遅くないからサブタイトルを『ブラストハンドが多すぎる』に変えようぜ。
【それはナイトウィザードのシナリオタイトルの伝統じゃないか?】

 前PC1の以蔵と新PC1の勇のコンビプレイが壮絶すぎる。1つのシーンで友情が2回芽生えて3回壊れるってどんな展開よっ!?
 阿吽の呼吸というか阿阿の呼吸というか……この二人生き別れの兄弟とかじゃね?
田中天2倍でお送りいたしております。
という表現が的確すぎてどうしよう?この人たちプレイヤー力が強すぎる。でも……こんな大惨事なのに……どうしておれは感動さえしてるんだ!?
 今回のシナリオギミックにはまったく意表をつかれました。まさか本人じゃないとは!

 3巻も新しいプレイヤーがPC1になったりするのかしら?
【それはひどい大惨事プレイですね】


「そう、これは読者サービスなどというチンケなものではない! 俺たちが見たいから海に行くべきだ!」
 エルキュールかわいいよエルキュール。
 ネコミミ先生ありがとう。ネコミミ先生なのにおっぱい大きくなくてありがとう。本当にありがとう。次はカラーページでお願いします。

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2008/01/24

キャロリン・ガン『探険家の野外料理』

『さまざまな遠征隊に「プロの野外料理人」として参加した著者による、極限の野外料理にレシピと技術を網羅。週末のオートキャンパーからヒマラヤ遠征隊員まで、屋外料理にたずさわる人間必読の書』

 本屋のワゴンで叩き売られていた一冊。うん、たしかにこれは売れない本だ。
 一見ふつうのアウトドア料理のガイドブックに見えて、じつはマジホンの参考書。後半に野外料理のレシピが掲載されているとはいえ、前半半分は、栄養学、食料計画、衛生学、料理道具、標高が調理に及ぼす影響などについての詳細な解説。ガチの大人数パーティで高山にアタックするような人は必読ですが、週末アウトドアのガイドブックとしては難易度が高すぎます。
 
 逆に、冒険・探検について興味を持っていて、知識を得たいと思っているぼくにはたいへん楽しめる本でした。何しろ最初っから自分で実践するつもりはないからな。
 食料調達の項に“スポンサーと寄付について”という項目があったり、クッキングストーブについての項では各種ストーブの燃料の特性(特に地域によるその入手難度)について詳細に解説されていたり、気圧の低いところでパンをつくるということについて一章が用意されていたり。ああ、極地に赴くというのはこういうことなんだと目からウロコ。
 どうせなら野外料理のレシピのページもなくしちゃって、ガチガチの遠征隊マネジメントの本にしちゃっても良かったのに。(そんな本、誰が買うんだよ)

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2008/01/23

D・ミドルトン『世界を旅した女性たち―ヴィクトリア朝レディ・トラベラー物語』

『長いスカートと日傘で鎧い、19世紀末の大英帝国から海の彼方へ飛び立ったレディたち。その多くは、もはや若くもなく健康でもなかったが、人生の後半に「本当の自分」を冒険旅行の中に見いだした。彼女たちを旅へと駆り立てたものは何か?七人七様の願いをこめて、自分探しの旅が始まる―。』

 19世紀、女性が「家庭の無垢な天使」でなければならなかったヴィクトリア朝イギリスを飛び出し、世界を旅した女性達の活躍を描く一冊。
 この本では七人のレディ・トラベラーを4つの章に分けて解説しています。

・世界を駆ける
イザベラ・バード・ビショップ:もっともドラマティックな女性旅行家
マリアンヌ・ノース:世界各地で830点余の花を描く
・女性闘士
ファニー・バロック・ワークマン:夫妻で自転車旅行、カラコルムの登山家
メイ・フレンチ・シェルドン:探検隊を率いて東アフリカへ
・神に仕える
アニー・テイラー:禁断のチベットを目指す
ケート・マーズデン:シベリアのらい病患者のもとへ
・海の冒険者
メアリ・キングズリ:西アフリカで「魚と物神崇拝」を研究
(紹介文は帯からの引用)

 彼女らは出自も動機も千差万別で、女性の権利を主張する最先端の「ニューウーマン」もいれば、逆にその行動力からは想像できないほどに保守的な人もいました。
 レディ・トラベラーの中でもかなりアクティブな部類のメアリ・キングズリが、伝統的なマナーを重んじて本国では決して乗り合いバスに乗らなかったり、婦人参政権に反対してもいたというのは、現代人としてはなかなかに理解しにくい感覚です。

 そのメアリ・キングズリの章が、ぼくらのイメージしやすい冒険家していて一番面白かったです。
 密林を探検中に原住民の落とし穴に落ちて、伝統的な分厚いスカートのおかげで命拾いをしたエピソードなどまさに冒険小説を地でいっています。(そう、レディ・トラベラーたちはハイカラーのブラウスと長くて分厚いスカートの下に、本国にいるときと変わらない下着をつけてさえいたというのだから恐ろしい。あの鎧のようなコルセットまで!

 冒険家にして英国淑女なレディ・トラベラー達の旅は一読の価値があります。


……あとね、本屋で頭のページを読んで『ヴィクトリア朝』『レディ・トラベラー』『長いスカート』とか見た瞬間メアリ・シェリー(嘘屋の方の。リアルのメアリ・シェリーは19世紀前半の人)が頭に浮かんでしまうような人にもお勧め。つーかぼくですが。
 いろいろとイメージが膨らみます。なるほど西亨の人はこうなんだな。


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2008/01/22

今日の読了本

D・ミドルトン『世界を旅した女性たち―ヴィクトリア朝レディ・トラベラー物語』