2008/07/12

野田昌宏『キャプテン・フューチャー全集別巻 風前の灯!冥王星ドーム都市』

『本書は、シリーズの名訳者である野田昌宏がハミルトンの遺族の了承を得て書きあげたオリジナル長編である。極寒の冥王星で、大出力の無線送信所を狙った連続爆破事件が発生。他の惑星との通信手段を断たれた冥王星は孤立寸前に……。出動したキャプテンは、現場に残されたミイラ化した足から、恐るべき陰謀の気配を感じとるが。雑誌掲載されたきりだった幻の作品を初めて書籍化』

 先日亡くなった野田昌宏宇宙軍大元帥の遺作……初出はだいぶ前だけど遺作。

 野田昌宏がハミルトン夫人のリイ・ブラケットの了解を得て執筆したオリジナル作品。
 シリーズの翻訳を手がけた大元帥だけあって、文章のノリはいつもの通り。登場人物たちの丁々発止のやり取りに悪漢との知恵比べ。今回は珍しくオットーに焦点が当てられているのもポイントが高いし、盛大に焼餅を焼くジョオン・ランドールなんていうのはオリジナルではなかなか見られないシーン。

……ああ、大元帥版キャプテン・フューチャーももっと読みたかったなぁ。

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2008/07/08

トーマス・M・ディッシュ死去

http://locusmag.com/2008/Disch_Obit.html

 『人類皆殺し』や『いさましいちびのトースター』で知られるトーマス・M・ディッシュが、7月4日に自殺したそうです。
 まったく本当に今年はSF的にひどい厄年だ。

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2008/07/07

鶴田謙二先生の《キャプテン・フューチャー》ポストカード・セット販売

http://www.tsogen.co.jp/goods/captain_future_postcard.html

 フフフ、東京創元社め。悪い商売を覚えおったな。

>第11巻『鉄の神経お許しを 他全短編』を刊行しました際、
>東京創元社では、ご応募いただいた方々に9枚組の記念ポスト
>カード・セットをお配りしましたが、今回、ご好評に
>お応えして、そのうち7枚を再度刷り増しし、1セットとして
>販売することにいたしました。
>《キャプテン・フューチャー全集》1巻~11巻ご購入の方へ
>プレゼントしました9枚組のものから、書き下ろしイラストと
>メッセージカードの2枚を除いた7枚組が、今回の商品となります。
>価格は、7枚1組1000円です。

 いえーい、全プレの9枚セット版持ってるけどこれも買うー!
 この際もっと悪い商売をしてもよかったのに。ランダムに一枚、全員プレゼントのときに使われなかったイラストのカードが封入されているとかさ。ぼくは許すよ。

……この際、『冥王星ドーム都市』の表紙折り返しイラストのカードも作りませんか。

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2008/06/16

クトゥルフ動画、あるいはイアイア動画?(いつでも人生、明るい方を眺めていこうやさん)

http://d.hatena.ne.jp/Ayukata/20080616/p1

 一番下の動画のおっかなさは並じゃありませんよっ!背筋が凍ります!!つーか、ぼくのSAN値を返せ!

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2008/06/06

フリッツ・ライバー『ランクマーの二剣士』

『ファファードとグレイ・マウザーは君主の命を受け、他国への贈り物を積んだ船団の警護につく。異界からの侵入者の助けを借りて、からくも使命を果たしたのだが…復命のため戻ったマウザーを待っていたのは、ランクマー全都を震撼させる大陰謀だった。マウザーの窮地を知って、戦乱の地を抜け風雲急を告げる古の都へと馳せるファファード。シリーズ初にして唯一の長編登場』

 というわけで二剣士シリーズついに読了。5巻は最終巻にして、唯一の長編です。長編だけあって話のスケールも大きく、ゲストも大勢。これまで存在をほのめかすだけだったランクマーの神々や食屍鬼それにランクマー君主グリプケリオとその臣下たちがついに登場。新たな敵は強力で強大(サイズはさておき)と、ノリは劇場版です。ファファードとグレイ・マウザーはシリーズ最大の敵からランクマーの街を救えるのか!!そういえば、いきなり借金取りの一群との大太刀回りで始まって、戦闘が一段落ついたタイミングで依頼人の使いが現れるオープニング演出も映画っぽい。
 劇場版だけあってゲストも個性的です。前半大活躍する時間動物園職員のドイツ人(!?)カール・トロイヘルツも、本編のヒロイン……というか峰不二子枠のお嬢様ヒスヴェットとその小間使いフリックスも単品で主役を張れそう。というか、トロイヘルツあたりはぼくが知らないだけで彼自身の物語が作品として存在してるのかも。ヒスヴェット&フリックスのお嬢様と使用人コンビも単品のバディものとして読んでみたかったな。フリックスの意地悪お姉さんっぷりが発揮されるのが終盤だけというのはもったいない。
 というわけで、長編版にふさわしい密度の濃い物語でした。

 あとがきによると、本国ではもう二冊出ているらしいので、ぜひそちらも訳していただきたい!はりー!はりー!

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宇宙軍大元帥閣下こと、野田昌宏氏が

……輝く星々の彼方へと旅立たれてしまいました。
 スペースオペラの愉しさはあなたに教わりました。本当にありがとうございました。

 以前からお体を悪くしているという話は聞いてましたが……なんというか、この人とA・C・クラークは一生死なないものだとばかり思っていたから余計にショックです。
 今月発売のキャプテン・フューチャー全集別巻『風前の灯! 冥王星ドーム都市』が追悼出版になってしまいましたね。つーか、つい先日この別巻あとがきを読んだばかりのタイミングでこのニュースはあまりにも厳しいよ。この機会にハヤカワは「銀河乞食軍団」全集を出してくれないかしら。

 しかし、今年はまだ半年しかすぎてないって言うのに、クラークといい今日泊亜蘭といい……2008年はSF史に残る厄年ですよ。

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2008/06/01

フリッツ・ライバー『ファファード&グレイ・マウザー4 妖魔と二剣士』

『ネーウォン世界の最高峰、スタードック。その頂上に眠る宝石を求め、ファファードとグレイ・マウザーは前人未踏の雪山に挑む。だが、二人を待ち受けていたのは苛酷な自然の脅威ばかりでなく、透明飛行魚の襲撃をはじめとする妖異の連続だった!さらに、迷路のごとき地底王国の兄弟王子に、個々に用心棒剣士として雇われてしまった二人の冒険を描く、剣と魔法のシリーズ第4弾』

 最近、一巻から通して読み直してたファファード&グレイ・マウザーの二剣士シリーズもやっと四冊目に突入。4巻5巻は2004年の新装版シリーズ発売の際に初めて訳されたものですが、恥ずかしながらこの二冊は買うだけ買ったもののずっと積みっぱなしだったわけで、今回が初読だったりします。

 2本の短編と2本の中編が収録された第四巻。
 冒頭の短編「魔女の天幕」と続く中編「星々の船」はファンタジー作品としては珍しい本格登山もの。雪山登攀の描写は緻密かつ濃密。読者の多くが、冒険の最後にファファードが口にする「すばらしい女たちだ、あの4者ともが」という言葉に共感すること間違いなし。
 二つの中編をつなぐ短編「ランクマー最高の二人の盗賊」は実に意地の悪い物語。読み終わってからタイトルを読み返して納得。
 そして最後にこの本のほぼ半分を占める中編「クォーモールの王族」へと続きます。「ランクマー最高の二人の盗賊」の話の中で地底王国クォーモールの王位を狙う二人の王子に別々に用心棒として雇われてしまった二剣士の物語。陰謀あり活劇あり、一見陰鬱に見えて実はコメディタッチ。でも根本はシリアスという実ににぎやかな話。
 このエピソードに登場するグワーイ王子がぼくのお気に入りです。自分が死んでも相手を必ず殺す、前のめり型のゲームプレイヤーっぷりにちょっと共感。

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2008/05/23

ロバート・アスプリン死去

http://www.sfwa.org/news/2008/rasprin.htm


 「銀河おさわがせ中隊」シリーズや「マジカルランド」シリーズで知られるロバート・アスプリンがお亡くなりになたそうです。

>Robert Asprin (1946-2008)

 わわわ、還暦越えてたんだ。もっと若い人だと思ってた。
 それにしても、今週は死亡ニュースが多すぎるよ。

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2008/04/30

デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月2』

1993年/翻訳:中村仁美/ハヤカワ文庫
『地球総督となったマッキンタイアは、侵攻を開始した怖るべき異星生命体アルチュタニの巨大艦隊から地球を守るため、巨大戦艦ダハクを駆って、銀河中心部に存在するはずの銀河帝国に救援を求めるため旅立った。だが最初に訪れたシェスカー星系で目にしたものは、完膚なきまでに破壊された惑星の姿だった! 刻々と地球へと迫る300万隻を超えるアルチュタニ艦隊。果たして、帝国は今も存在するのか? 地球の命運はいかに? 』

 ああ、面白かった。この一言に尽きます。
 今回は、地球に迫る謎の敵アチュルタニから地球を守るために帝国に救援要請に旅立ったコリンたちの旅と、地球に残ったメンバーの地球人類の総力を結集した死闘が描かれます。

「……現状はケースオメガに該当する。必要な措置を講じてくれ」

 予想を上回る、実にひどい展開に吹き出しましたよ。
 帝国が滅亡してるのもコリンが戴冠するのもなんとなく予想の範囲内でしたが、その過程があまりにも予想外。こんなアンチクライマックスな戴冠式見たことねぇ!

 三部作だということは知っていたから、てっきりこの巻はアルチュタニの先遣艦隊との闘いとコリンの帰還まで終わって、本格的な闘いが最終巻で描かれると思っていました。まさかこの巻でその先までやってしまうとは!?

「後続の本隊とは、おそらく正面から戦うしかないだろう。われわれの側の艦、七十八隻に対して、敵は百二十万隻――比率にしておよそ一万五千対一だ」

 この圧倒的な敵に対して彼らはどう戦い抜くのか?サバ読むなコノヤロー!?
 一巻でもそうでしたが、逆境に陥ったときの主人公たちはじつにクレバー。自分たちがなるべく負けないような算段をした上で、その上でたとえこの戦闘で自分たちが全滅したとしても自陣営がゲームオーバーにならないように手を打つ。そこにしびれるあこがれる。

 そして、最終戦でのヒロイン・ダハクの活躍が泣かせます。こうなると分かっていてもやっぱり泣けるもんは泣けるんだよ!
 500ページ越えの厚さですが、一巻と併せて読む価値のある本です。

 

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2008/03/20

太陽系外惑星で有機物を初確認=生命の存在可能性高まる-米英チーム

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008032000073

>地球からこぎつね座の方向に63光年離れた惑星の大気にメタンと
>水の分子が含まれていることを、ハッブル宇宙望遠鏡による観測で確認

>太陽系以外の惑星で、生命の誕生につながる有機化合物の存在が
>確認されたのは初めて。

>この惑星「HD189733b」は、木星のようなガス惑星で、
>太陽に相当する恒星のごく近くを周回しているため、大気の温度は
>900度程度の高温とみられる。このため、この惑星に生命が
>存在するとは考えられないが、地球以外にも生命が存在するかも
>しれない可能性が高まった。

 おおー、これはわくわくするニュース。
 ほら、摂氏900度くらいならわりと何とかなりそうじゃないですか。きっとチーラとかメスクリン人みたいな特殊環境に対応した住人が住んでいるんですよ。

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2008/03/19

アーサー・C・クラーク逝去

http://www.cbc.ca/arts/books/story/2008/03/18/arthur-clarke.html

きみの輝かしく愛すべき魂がこの世から失われたとき、多くの者の心から火が消えた。

願わくば涅槃に到達されんことを。
(ニルヴァーナ・プラープト・ブーヤート)
『楽園の泉』前文より

 あなたの「楽園の泉」は本当に衝撃的でした。大いに楽しみ、そして学ばせてもらいました。本当にありがとう。

 それにしても、これで御三家が三人とも行かれてしまいましたね。仕方のないことだけど、さみしいなぁ。

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2008/03/17

野田大元帥によるキャプテン・フューチャー長編『風前の灯! 冥王星ドーム都市』の刊行が5月に決定!!

http://www.tsogen.co.jp/wadai/0402_00.html
ネタ元:東京創元社メールマガジン

>近刊案内(2008年5月刊行予定分)
>◇『風前の灯! 冥王星ドーム都市』 野田昌宏著
>〈キャプテン・フューチャー全集・別巻〉シリーズの名訳者が書いた幻の
>オリジナル長編を初めて書籍化。

 いやったー!!たーのーしーみーだー!!
 全裸待機。全裸待機。

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2008/03/11

夕べ、某所(つーかミクシィの某氏の日記のコメント欄)で、

「マスクド上海楽しみだねぇ」
「マスクド上海楽しみだねぇ」
「まあプレイしている時間はないけどな!」
「俺もプレイしている時間はないけどな!」

 という話をしてきたわけですが、その流れのなかで作品の舞台になる1938年の出来事(レンズマン第一作が出たばかりで、ジョン・キャンベルJr.がアスタウンディング編集長になった次の年で、バットマンがデビューする前の年で、オーソン・ウェルズが『火星人襲来』のラジオドラマで騒動を引き起こした年)についてちょっと話題に出ました。
 そんなわけで、ひさしぶりにオーソン・ウェルズの「例の」ラジオドラマを聞きたくなったので、ハードディスクをひっくり返して件の音声ファイルを発掘。
(こちらからダウンロードできます:The War of the Worlds

 この伝説のラジオドラマ、大パニックを引き起こしたということで有名なんだけれど、冒頭や中盤に「ラジオドラマですよー」という宣言がきちんと入ってるんですよね。他のチャンネルでは通常のプログラムを放送してたわけですし。いくらなんでもパニック云々は都市伝説のような気がするんだよなぁ。

 毎度、このラジオドラマを聴く上で非常に役に立つのが、数年前に古本屋で購入したペーパームーン誌の増刊「 SFスペースファンタジィ完全保存版」です。何しろこの本には「火星人襲来」のシナリオ翻訳が完全掲載されていますから。おかげで英語力に自信のないぼくでも安心。
 この本、刊行が1978年……『あの夏、銀河帝国軍は俺たちの街に攻めてこなかった』次の年です。というのはつまり、「未知との遭遇」と「スター・ウォーズ」というSF大作映画が同時に日本で公開された年なんですよね。若造のぼくには想像すらできませんが、世界がまさにこれ一色(いや二色か)に染まっていた雰囲気が紙面から滲み出ていて、それらの空気をリアルタイムに味わえた先輩たちがちょっとうらやましい。

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2008/02/04

ジャック・ヨーヴィル『シルバーネイル』

 とりあえず発見即ゲット。
 今回も前三冊と同じ表紙ですよ。

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2008/01/16

ロン・ハワード監督、スペースオペラの古典「レンズマン」を映画化?

http://eiga.com/buzz/show/10114

 おおう!?そいつは素晴らしい!QX!……といいたいところなんだけど、ちょっと、その……モニョモニョする。
 わりと安定のロン・ハワード監督だから、内容には期待はできてしまいそうだけど……むむむぅん、映像化そのものは嬉しいし、それが面白くなりそうならなおさら万々歳のはずなんだけど……。
 映画便乗商売でアレな本が本屋に並んだり、原作を読んだことのないようなアレな人たちがぼくの目の前で蘊蓄を語ったりするさまを想像するだけで心がたいへんモニョります。指輪物語のときはまだ心のダムを決壊させずにすんだけど、今回はより心の聖域に近い部分だからなぁ。

 どうかぼくの心の宇宙空間が晴朗でありますように(クリア・エーテル)!


 まあ、いやな予想は置いておいて、映画化ですよ!映画化!まだ未確定とはいえ映画化ですよ!

「ボスコーンを代表してヘルマスより。お前の報告は正確でもなければ確定的でもない。探索し研究し記録を取れ」

 ヘルマスは誰がやるのかなぁ。やっぱり成功の鍵はヘルマスだと思うんですよ。冷酷で有能でそれでいてそれにおぼれない、シリーズでもっとも魅力的な悪役。
 彼がアリシアに行ってコテンパンに叩きのめされて帰ってくるエピソードが大好きです。圧倒的な力を目の当たりにしたその後に「われわれは征服し、われわれの繁栄の期間が長いものになるように努めようではないか」とうそぶいてみせる。絶望することなく、わずかなところから的確に手を打ち、最善を尽くそうとする悪の主人公。ううん、素敵だよなぁ。

 映画版といえば84年のアニメ版レンズマンのブリタニア号。あれは本当に格好良かった、作中では比較的早い時間で壊されてしまったけれど。次の宇宙船はどんなデザインラインになるのかも楽しみだなぁ。

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2007/12/25

ユールの日記念

・くまうた(117) 『海の神様』 唄:白熊カオス(ニコニコ動画)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1782406
ネタ元:イヤ展スレ

 なぐるふたぐん~♪

……ちょっとくまうた買ってくる。

参考:ユールの日

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2007/12/17

マンモス化石から隕石片、個体数減少の裏付けか

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071217i501.htm

>米ローレンス・バークレー国立研究所などの研究チームは、アラスカや
>シベリアで発掘された約3万~3万5000年前のマンモスの牙と
>バイソン(野牛)の頭骨の化石から、当時、地球に飛来した巨大隕石が
>砕け散ったと見られる無数の破片を発見した。

>研究チームは、マンモスの牙7個、角が保存されたバイソンの頭骨1個に、
>直径2~5ミリの無数の焦げ跡を発見。焦げ跡の中から、鉄やニッケルを
>多く含む1ミリ以下の破片を検出した。

>成分構成が地球上の物質と異なり、鉄質の隕石が大気圏に突入した際に、
>粉々に砕け散り、北米やアジア、シベリアの広範囲に降り注いだ時の破片と
>考えられる。これらの化石の動物が生きていた時期を境に、北半球では、
>マンモスやバイソン、馬などの個体数が減り、地層中の放射性炭素の含有量が
>世界的に急増しており、研究チームは隕石落下との関係を指摘している。

 約3万~3万5000年前ってことはかなり最近ですね。これだけ直撃してるって相当な量が降ったんだろうなぁ

>マンモスの牙の一つは、片面に焦げ跡が数百個もあり、生前に破片を浴びて
>いれば、致命傷になったと考えられる。一方で、バイソンの頭骨には、破片を
>囲むように骨が成長した痕跡があり、破片が降り注いだ後もしぶとく生き抜いた
>個体もいたらしい。

 おお、ドラマ。ピクサーかディズニーのアニメみたいだ。

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2007/12/11

鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.03 僕が仲間になった理由』

『銀河中を巡り荷物を運ぶハヤトたち銀星号のメンバーに、新たな仲間が加わった。それは人間と意思疎通ができる猫。しかしその能力は、ひとつの星系を牛耳る組織が軍事目的で極秘開発したものだったのだ。猫の存在を公表されることを恐れた組織は、銀星号もろとも処分することを決定。その魔の手は仕事の依頼という形で忍び寄り、卑劣な罠となってハヤトたちに牙を剥く!銀星号最大の危機、その運命は宇宙の藻屑か、それとも――!?』

 残念ながら打ち切り最終巻でした。
 導入部分で盛り上がっただけに、打ち切りが確定してシリーズの収束に方向を変えた後半パートでの若者ーズの扱いの悪さが惜しい。当初のプロットで進んでいれば彼ら少年たちの成長話がメインになったはずなのに、時間的な制限のせいで二人(?)とも作品中での挽回のチャンスが与えられてないんだもの。彼らはきっとひとかどの男になるけれど、その過程をきちんと見たかった。ここで終わってしまうのは非常にもったいない。
 というわけで、この記事を書きおえたらシリーズ継続を求めてアンケートはがきを書く作業に戻ります。

 あとがきの後ろに載ってた銅大氏によるお勧めスペースオペラ作品解説が、基本的には隙のない、内容から入手難度までよく考えられたラインナップなのに、さりげなくかつ問答無用でマーチャント・オブ・ビーナスなんてイカモノが混ざってて吹いた。

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2007/12/01

翻訳家の平井イサクさん死去

http://www.asahi.com/obituaries/update/1201/TKY200711300373.html

 アリステア・マクリーンやアーサー・C・クラークやアイザック・アシモフを読むときに何度もお世話になりました。ご冥福を祈ります。
 名前がカタカナ表記だし、ハヤカワ文庫周辺でよくみかけるしで、ずっとIsaac Asimovにちなんで「イサク」なんだと思ってました。本名だったのか。

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2007/11/30

16行で分かる戦闘妖精雪風

引用元:雪風スレ

 ───アタシの名前は零。心に傷を負ったブーメラン戦士。けなされようが無表情で非人間的の愛されボーイ♪
アタシがつるんでる友達は精神科医をやってるフォス、戦隊にナイショで
酔って働いてるバルーム。訳あって特殊戦の一員になってるアキラ。
 友達がいてもやっぱりデスクワークはタイクツ。今日もジャックとちょっとしたことで口喧嘩になった。
人間同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で黒ビールを飲むことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
 「あー俺には関係ない」・・。そんなことをつぶやきながらしつこい無線を軽くあしらう。
「死神めー、ちょっと話聞いてくれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
戦闘機のジャムはカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
 「返答を請う・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと並飛行中の男の顔を見た。
「・・!!」
 ・・・チガウ・・・今までのジャムとはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(恐ろしい・・!!・・これって運命・・?)」
男はジャムだった。連れていかれて人肉をくわされた。「キャーやめて!」注射をうたれた。
「ガッシ!ボカッ!」アタシは雪風に放り出された。グッドラック(笑)

 あまりに的確すぎる要約!これが文才というものか、素晴らしすぎる!

……しかし、この文体で上下巻分の文章量があるのか。読みきれる自信ないなぁ。

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2007/11/13

NASA、「ディープ・インパクト」には打つ手なし?

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2309450/2332084

 さて、起こりうる核率が極端に低い事例をもうひとつ挙げよう。地球に巨大な隕石が衝突して、文明が消え去ってしまう確立だ。天体物理学者の計算によると、この衝突が起こる確率は、毎年ほぼ100万分の一だという。
 われわれの祖先である類人猿は、700万年まえからこの地球を闊歩していた。ということは、現在までに人類が滅亡している確立は、ほぼ700パーセントになる。いいかえれば、ぼくらはみんな死んでいるはずなんだ――それも一回じゃなく、七回も。
 しかし、おそらく知らないものはいないと思うが、有史以後、人類は一度として絶滅していない。
 では、なぜぼくはこんな話をしているのか?なにも、人類は隕石の衝突で滅びるだろうといいたいわけじゃない。ここできみたちに理解してほしいのは、起こりうる確率が非常に低い事象には、ある性質が備わっているってことだ。それをひとことでいうと――

 なにがどうなるかなんて、わかりゃしない。
    ――ディヴィット・T・ケインによる統計学の講義より

>米航空宇宙局(NASA)は小惑星の衝突の危険性への備えを怠り、
>人類を滅亡の危機にさらしている――。8日に行われた米議会公
>聴会で、議員の間からは非難の声があがった。

 あ、なに、いまさら映画でも見たの?寝言は寝ているときに言おうぜ。

>NASAは、およそ6500万年前の恐竜絶滅の原因とされる規模の
>「地球近傍天体(NEO)」が再度地球に襲来する可能性は、予算を
>割くには小さすぎると訴えている。同局のScott Pace氏は議員らに
>対し、「資金には限りがあるうえ、すでに課されている戦略目標とは
>別にNEOの探知を行うことは不可能だ」と述べた。

>公聴会に参加した議員らは、資金不足で2011年以降の閉鎖が
>検討されているプエルトリコ(Puerto Rico)アレシボ観測所の
>電波望遠鏡は、天体追跡にもっとも必要とされる施設だとして、
>運営支援に当たっているNASAの閉鎖方針を非難している。

>共和党のDana Rohrabacher下院議員は「衝突による被害からの
>再建費用を検討することに比べれば、(電波望遠鏡の維持は)
>取るに足らない経費ではないか。下手をすれば地球全体が
>破壊されてしまうかもしれないというのに」と声を荒げた。

 ならその「取るに足らない経費」分くらい予算増額してくれよ。たぶんスペースガード以外のことに使うけど。

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2007/11/09

鷹見一幸『銀星みつあみ航海記 LOG.02 俺らが運ぶべき希望』

『宝くじで当たった大金で宇宙船・銀星号を購入し、運送業を始めたハヤト&ハインツ。超危険な依頼を完遂し、一躍全銀河の英雄になった彼らに「領民を守って欲しい」という通信が入る。ある惑星が宇宙海賊に物資の流通を封鎖され、飢餓状態にあるというのだが、貨物船である銀星号に海賊の撃退など不可能。それでも他人の苦境を放っておけないハヤトは、この依頼を受けてしまう。またしても死地に飛び込む銀星号、このピンチをどう乗り切る!?』

 損を承知で火中の栗を拾う若者たちとそれを支えるおじさんたちの物語。
 LOG.01はトラベラーを思い出させる交易シナリオでしたが、今回はスタレ寄りのセッション。[コネ]と《特技》を生かして情報を集めろ!敵は海賊!猫はいない!

 そういえば、今回からPC4のブレインチップ嬢が萌え演出に力を入れ始めましたよ。女教師コスプレでしかも恥ずかしがるだとぅ。畜生、結婚してください。
 それに気のいい海賊諸君。もうちょっと彼らの活躍を見たかったような気もします(その場合PCが全滅します)。半泣きのマット萌え。

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2007/11/08

ウォーハンマーノベル『Silver Nails(邦題未定) 』2008年春発売予定

http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/
ネタ元:ジャック・ヨーヴィル/キム・ニューマンスレ

 よっしゃー!!
 表紙はどうなるんだろう。前三作みたいなクローン表紙はやめてほしいぞ。

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2007/11/04

クトゥルフカレンダー 2008


ネタ元:イヤ展スレ

 さあ、みんなこのカレンダーで正気度をガリガリ減らそうぜ!
 ぼく?ぼくはおとなしくこのあたりで平和な日々を過ごしますよ。もちろん。

 ところでこのカレンダー、「ルルイエ浮上の日」とかが祝日指定されてたりするのかしら?

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2007/10/18

デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月』

1991年/翻訳:中村仁美/ハヤカワ文庫
『人類が月だと思っていたのは、実は巨大な宇宙戦艦だった!5万年前に発生した反乱により、やむなく太陽系にとどまることになった戦列艦は、月を破壊し入れ替わったのだ。艦内はまったくの無人。総員退艦した乗員たちは二派に分かれて、地球で戦いつづけている。だが今、怖るべき敵の襲来を告げる通信を受信した艦載コンピュータのダハクは、現状打開のため、月を探査中のマッキンタイア少佐を捕獲し、驚くべき提案をする!?』

 そしてこちらはトラベラーリプレイ?

 ハッタリの利かせ方とその見せ方が実に上手い。
 まず、

 実は月は人類をはるかに凌ぐテクノロジーを持つ異星人が作った宇宙船だった!七千万年もの昔から人類の帝国は恐るべき敵アチュルタニの侵攻を受けており、月の正体は星間国家第四帝国がアチュルタニを迎え撃つために派遣した巨大宇宙戦艦なのだ!
 だが5万年前に船内で反逆者が反乱をおこしたせいで太陽系に留まらざるをえなくなったので、カモフラージュのために月を破壊して入れ替わった!残骸は太陽にポイッチョ。ちなみに、その反乱は現在も地球上で進行中!何しろ、今の地球人類すべてが、叛乱に巻き込まれて地球に漂着したクルーの子孫で、地球に降り立った最初の異星人の一部がまだ生き残っているうえに、彼らのほとんどは反逆者だからだ。
 ところで、今まさに全文明を滅ぼそうとする強大な敵アチュルタニが太陽系に迫っているんだが、とりあえず地球上の反乱を鎮圧しないことには宇宙船を動かせないぞ、どうしよう。

という設定が冒頭のわずか55ページでドガーンと一気に明かされます。
 そして、最初にドカーンと大きなネタを持ってきた後は、きっちり丁寧に「大嘘ついても小嘘はつくな」の精神で、細かい部分の描写を丁寧に一貫性をもって描かれているのがじつに好感触。

 この巻は地球上でのごたごたを収拾をつけて、いよいよ大宇宙へというとこで終わっているので、続編が非常に楽しみ。未読だった同じ作者のオナー・ハリントンも読もう。

 あとね、『月』のメイン・コンピュータのダハクがいいキャラクターで、近年まれに見る萌えAIっぷり。五万年の孤独の後に主人公と出会うことで多くを学び、人間に近付くことに「喜び」を「感じる」。畜生、かわいいなダハク!

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2007/10/17

ETV特集:21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2007/1021.html
ネタ元:SF(Science Fiction)コミュ(mixi)

 来週10月21日(日)放映の「ETV特集」(NHK教育テレビ)で、日本SFの特集があるようです。ふむん、これはビデオをセットせねばなるまいよ。

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2007/10/15

クトゥルフ小説は「窓に! 窓に!」だけじゃない(そっちはそっちの気晴らし、こっちはこっちの気晴らしさん)

http://d.hatena.ne.jp/Epikt/20071012#1192199178
ネタ元:日々是魚を蹴るさん

そろそろけりをつけてしまおう。ドアが音をたてている。何かつるつるした巨大なものが体をぶつけているかのような音を。ドアを押し破ったところでわたしを見つけられはしない。いや、そんな!あの手は何だ!窓に!窓に!

 いわれてみればたしかに「死ぬまで手記」ものの具体的なタイトルなんてあげられないよなぁ。勝手に定型のイメージを持ってたようです。反省。
 ちなみに、上にも引用したオリジナル「窓に!窓に!」の出展はH・P・ラヴクラフトの短編「ダゴン」。東京創元社のラヴクラフト全集だと三巻に収録。

関連:ファンの拡大解釈や誤解で勝手に定着したキャラのお約束(身辺雑感さん)

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2007/10/10

ジャック・ヨーヴィル『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』

短編集/翻訳:藤沢涼、小林尚海、朝月千晶/HJ文庫G
『ドラッケンフェルズ城での惨劇を生き延びたジュヌヴィエーヴとデトレフは、互いに特別な絆を感じていた。人間と吸血鬼という奇妙な組合せではあっても、幸せな生活を楽しんでいたのだ。とはいえ、ジュヌヴィエーヴはドラッケンフェルズ城の事件の後、しだいに人間の闇の部分へと惹きつけられていくデトレフに不安を感じてもいた。デトレフの新作劇は初演から大喝采を浴びることとなったが、昏く深き闇からの使者が、ひそやかに、だがすぐそこにまで迫っていた……。』

 シリーズの通し番号としてはウォーハンマーノベルの第2作。今回は『ドラッケンフェルズ』後のジュヌヴィエーヴを描いた中篇集。
 時系列的には前の話に当たる『ベルベットビースト』に登場した人物・事件が登場したり話題に出たりするので、『ベルベットビースト』を先に読んでおくことをオススメします。
 
・流血劇
 『オペラ座の怪人』+『ジキルとハイド』+『物体X
 わりとスタンダードな冒険ホラー。ラストのデトレフと“落とし戸の悪魔”の『会話』が泣かせる。二人とも完璧だから。

・永遠の闇の家
 ホラー調の文体でシリアスな顔して物語が展開していくけど、基本的に首チョンパでゲラゲラ笑う話。ロバート・ゼメキスの映画『永遠に美しく…』なんかのノリかな。
 前作(通し番号的には後だけど)『ベルベットビースト』に登場した革命家クロソウスキーがいい味を出してる。
 
・ユニコーンの角
 貴族のユニコーン狩りと色々あってそれに巻き込まれるジュネの話。前の二本に比べるとちょっと印象が薄い。

 今回翻訳の3冊の内では『ベルベットビースト』が一番面白かった気がします。

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2007/10/06

ジャック・ヨーヴィル『ベルベットビースト』

1991年/翻訳:待兼音二郎、矢野真弓、木暮里緒/HJ文庫G
『アルトドルフの市街はにわかに騒がれている連続殺人鬼"ビースト"の話題で持ち切りだった。しかも、ビーストの正体は貴族だというのだ。民衆の不安と不満は、扇動家エフィモヴィッチによって暴動にまで発展していく。熱血漢の警備兵エルゼッサー、残留思念を念視する心霊鑑定者ロザンナ、正義の人、フォン・メクレンベルク男爵、出世より信念に生きる男、ダーティ・ハラルドは混乱の帝都で"ビースト"事件の捜査に乗り出す。混迷する捜査の果てに彼らが見た真犯人とは……? 』

 シリーズの通し番号としてはウォーハンマーノベルの第三作ということになっていますが、時系列的にも発表順的にも二番目の『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』より前の話なのでこちらを優先。『ベルベットビースト』ではジュヌヴィエーヴが完全に脇役だからこういうナンバーの振り方になったのかな?

 内容はまさにオールドワールド版切り裂きジャックVSダーティ・ハリー
 霧に包まれた都アルトドルフで起きる連続殺人事件。女性ばかりを狙う殺人鬼を追うのは信念に生きる警備隊長“ダーティ”ハラルド。胸に輝くコップ(銅)のバッヂ、その手に握るは大業物のマグニン投げナイフ。
 まあ、本来PC3・PC4のはずの心霊鑑定者ロザンナと新米警備兵エルゼッサーの方が目立ってね?とか、そもそもPC1は『ドラッケンフェルズ』から継続登場のヨハン・フォン・メクレンベルグ男爵だよね?とかは気にしない方向性で。

 相変わらずの多人数の視点が絡まるニューマン…じゃなかったヨーヴィル調。様々な立場、思惑のキャラクターたちが絡み合いながら謎を解いていく、群像劇としても異世界ミステリとしてもかなりいい感じです。

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2007/10/01

ジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』『吸血鬼ジュヌヴィエーヴ』『ベルベットビースト』

 購入してきました。
 「合言葉は冒険ファンタG!!」の新レーベルHJ文庫G(色々言いたい事が無いでもない)から発売されたジュヌヴィエーヴ・シリーズ、新訳版を含めた三冊。順次発売だとばかり思っていたから、三冊まとめて出ていてびっくり。

 どうでもいいけど、敵は海賊ノースウェスト・スミス(リンク先下から二番目)以上に見た目で区別が付かないクローン表紙なんだから、分かりやすいところに巻数書こうぜ。オビの隅っこにちっちゃく番号が書いてあるだけってどうよ。

  

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2007/09/12

キャプテン・フューチャー全集全巻購入者プレゼント

 の鶴田謙二先生のイラスト・ポストカード8枚セットが届いたー。いえー。
 その内容ですが、七枚がキャプテン・フューチャー全集の表紙絵に使われたイラスト
・『恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!』の左側
・『太陽系七つの秘宝/謎の宇宙船強奪団』の左側
・『宇宙囚人船の反乱/異次元侵攻軍迫る!』の右側
・『人工進化の秘密!/魔法の月の血闘』の右側
・『ラジウム怪盗団現わる!/小惑星要塞を粉砕せよ!』の左側
・『ラジウム怪盗団現わる!/小惑星要塞を粉砕せよ!』の右側
・『鉄の神経お許しを 他全短編』の教授
でした。みんな同じなのかランダム封入なのかは不明。他の人はどうだったのかな?
 それにオリジナルイラスト(ぴっちりスキンタイトスーツのジョオンがおなかの上に教授を乗せているエロス絵)と鶴田先生のメッセージ・カード(グラッグとジョオンで「禁断の惑星」をしてる絵)をあわせて九枚。
 これはたいへんよいものをいただきました。『鶴田謙二画集 FUTURE』も買おう。

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2007/09/11

宇宙の法則、世界の基本(銅大さんのブログ)

http://drupal.cre.jp/node/1072

 で、早川さんを読んだ直後にこの記事を読んだから相乗効果でさらに死にたくなりましたよ。めでたし。

>しかもその理屈がサイエンス系、いわば「この宇宙の法則」
>であるから厄介度は跳ね上がる。
>それが宇宙の法則であるならば、理解できて当然だし、
>理解できなくても話せば分かる――こう考えてしまうのだ。

>話せば分かると思っているファンほど、困る存在はない。
縞パンのすばらしさを日々熱く語る人間でも、他の人間が
自分と同じくらい縞パンを愛せるとは思わない。いくら言葉を
>重ねても、根本的なところで世の中には縞パンに選ばれた人間と、
縞パンに選ばれないかわいそうな人がいるのである。

>なのに、惑星物理学について語る(しかもセッション中に)
>SFファンというのは、他の人間も惑星物理学を理解できると
思っているのである。なぜなら、同じ太陽系の仲間だからっ!

 うひー、覚えがありすぎる、死にてー。せめて、すべての人類が若いときにはやってしまうものだと信じたいー。


 「SFって二酸化炭素」というフレーズはなんというか、こう……上手く言えないけれどすごく美味しいと思う。 

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2007/08/19

ダブリが怖くて古本が買えるかっー!(今日の早川さん)

http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20070819#p1

 ダブリが怖くて古本が買・え・る・かっー!(長谷川裕一エフェクト追加)

 (リアルで)叫んだらちょっとすっとしました。

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2007/07/25

旧支配者たちのアイマス(ニコニコ動画)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm681455
ネタ元:クトゥルフスレ

……なんかあんまり違和感を感じない件について。振り付けとかあの笑顔とか。(SAN値激減ってね?)

 次はこの辺で作って欲しいな。

参考

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2007/07/22

神林長平『敵は海賊 正義の眼』

 久しぶりの新作。海賊課の面々は相変わらずの海賊課でした。全く持って海賊家業は割に合わんよなぁ、こんな連中を相手にしなくちゃならないんだから。

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2007/07/15

タニス・リー『銀色の愛ふたたび』

2005年/翻訳:井辻朱美/ハヤカワ文庫
『ある日、貧しく孤独な少女ローレンは、地震で崩れかけた施設で、少女とロボットの恋を描いた一冊の本を見つけた。そのときからこの本はローレンの宝物となり、シルヴァーはまだ見ぬ恋人となったのだ。やがて17歳になったとき、驚くべきニュースが伝えられた。META社が人間そっくりのロボットを発売するというのだ。すべてを投げだして、ローレンは発表会場のあるシティへと向かう…名作『銀色の恋人』待望の続篇。』

 ロマンスがメインの前作に対して、本作はガジェットSFとしての色が濃いめ。
 序盤は、主人公を前作(銀色の恋人)と正反対のキャラクター性のヒロインに置き換えて前作のストーリーを焼き直してるだけのように感じられてそれほど面白いとは思っていなかったんですが、一章の終盤、モスクワ行きの列車の中で事件が起きるあたりから俄然面白くなってきます。

 個人的には面白かったですが、前作の読者の中には本を引き裂かずにいられない人もいるだろうなぁと思える話でもありました。この辺は好き嫌いが出そう。

 二作のヒロインの奇妙な共通点(二人とも形は違えど「人工的」な出産であるということ)に気がついてちょっと驚いた。つまりこのシリーズのテーマは実は人工的に作られたもの同士の恋だった?

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いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!!(ニコニコ動画)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm110129
ネタ元:クトゥルフスレ

 も、もうやめ